ヤクシマシャクナゲ(屋久島石楠花)

ビーグル号の航海日誌 2012年02月21日 08:46

081107ヤクシマシャクヤク@阿部.jpg少し前にハクサンシャクナゲ(白山石楠花)について紹介したので、どうしてもヤクシマシャクナゲ(屋久島石楠花)についても書くことにしたい。ヤクシマシャクナゲは文字通り屋久島の固有種(固有変種とも)です。宮之浦岳など標高の高い風衝帯にあるものは矮小化し、山腹では背丈を超えるほどのシャクナゲの純林があり奇怪な形状の樹木が並んでいるのも見る者の目を驚かせてくれます。[2008年10月7日撮影:屋久島花之江河@阿部]

081107ヤクシマシャクヤク葉裏@エコカフェ.JPGヤクシマシャクナゲ(屋久島石楠花、学名:Rhododendron yakushimanum Nakai)はツツジ科ツツジ属の常緑低木。分布は屋久島で標高1200m以上の亜高山帯を中心に自生。
樹高は50pから2mと生育環境に依拠し、よく分枝し、新枝や葉柄に柔らかな淡褐色の枝状毛を密生するがやがて脱落し無毛になる。葉は長楕円形か披針形で光沢のある濃緑色、葉身は5cmから10pほどで新葉の両面に淡褐色の絹毛が密生、表面の絹毛はやがて脱落し、葉縁は裏側にやや反り返ります。葉裏の絹毛はビロード状でとても美しい。葉には毒成分ロードトキシンが含まれ、嘔吐、下痢、呼吸困難を引き起こす作用がある。
081108シャクナゲの森@エコカフェ.JPG花期は5月から6月頃で枝先に短い総状花序を伸ばし、5から10個ほどの花を咲かせます。花は漏斗状で先が5深裂、雄蕊は10本、蕾時には濃い紅紫色を帯びるが開花すると白色に変化し、花弁の上側内面にのみ紅紫色の斑点が入ります。花の時期に行きたいですね。

シャクナゲの仲間は北半球では亜寒帯から熱帯山地まで広範に及び南半球のニューギニアやオーストラリアにも見られる。特に、ヒマラヤ周辺では多くの種分化が進んでいます。大陸移動との関係が語られると面白そうですね。


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◎屋久島山中安房川に沿って開かれた森林軌道跡脇で沢山見られたヤクシマシャクナゲの花[2015年5月20日撮影:屋久島@藪井]
150520rhododendron@エコカフェ(藪井) (2).JPG150520rhododendron@エコカフェ(藪井).JPG
 2015.6.20追記
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