チズゴケ(地図苔)の亀甲は亀の歩み

⇒自然観察会 2012年02月20日 01:09

チズゴケ属1@エコカフェ.JPG空気が乾いて澄んでいるため雪化粧の富士山が遠くよく見えますね。富士山には日本の地衣類約1000種のうち250種近くが生育しているといわれています。地衣類の多くは蘚苔類とともに環境指標植物であり大気や水質などの変化や汚染に敏感に反応します。ということは富士山は自然度がまだまだ高いということでしょう。
五合目から頂上を目指す岩場にはチズゴケの仲間がよく目につきます。チズゴケ属は日本で13種が知られているが同定は素人には困難。富士山には「フジヤマチズゴケ」が知られており、ここでは仮にそうしておきます。[2010年7月10日撮影:富士山@山田聡]

フジヤマチズゴケ(学名:Rhizocarpon fujiyamae Rasanen)はヘリトリゴケ科チズゴケ属で痂状地衣。チズゴケの仲間の分布は北半球に広く、高山帯の岩上に固着して生育しているという。チズゴケの仲間は菌糸藻類が複合(共生)していて、菌糸が地衣体の周辺に下生菌糸を放射状に伸ばし、外側を黒色にの縁取りながら放射状に広がります。その後を追っかけ地衣体が成長するが、地衣体自体は亀甲して小分画します。名前の由来は亀甲模様が地図のように見えることにあるそうです。

第1回南紀白浜学びツアーで訪ねた和歌山県古座川の一枚岩にあるヘリトリゴケの成長が1年に0.1mmから1mmほどと推定されていることから、チズゴケも菌糸を伸ばして増える痂状地衣であることから同じように成長は極めて遅いものと考えられます。

◎第7回自然観察会
関連記事(ハナゴケ(花苔))⇒人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



◎立山室堂平(標高2450m)の岩上に生育するチズゴケの仲間[2008年7月12日撮影:立山雷鳥エコツアー@阿部]080622チズゴケ@エコカフェ(立山).JPG080712チズゴケ観察中@エコカフェ(立山).JPG

 2013.7.22追記
タグ:地衣類
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※エコ・カフェ事務局が承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/54063555
※エコ・カフェ事務局が承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

▲このページのトップへ