高山植物の魅力(36)/ハクサンシャクナゲ(白山石楠花)

ビーグル号の航海日誌 2012年02月19日 20:42

110710ハクサンシャクナゲ@エコカフェ阿部.jpg今日も北風は吹かないものの寒い一日でした。今朝の八王子の気温は放射冷却でぐんぐん外気は下がり氷点下6℃になったそうです。常緑広葉樹のシャクナゲの仲間には寒冷地に上手に適応したものがいます。ハクサンシャクナゲがそれです。[2011年7月10撮影:鳳凰三山@阿部]

ハクサンシャクナゲ(白山石楠花、学名:Rhododendron brachycarpum G. Don)はツツジ目ツツジ科ツツジ属の常緑低木。
分布は本州中部地方以北から北海道と隔離して四国(石鎚山)、朝鮮半島北部で、亜高山帯の樹林内や高山帯のハイマツなどに混生します。
110710ハクサンシャクナゲ@エコカフェ.jpg樹高は1mから3mほど、ハイマツ帯では約40pで地面を這うに樹形をしています。葉は互生し、枝先に集生し、革質で厚く、葉柄は約2p、葉身は10pから15pほどで長楕円形、葉縁は裏面にやや巻き込みます。特に冬季は裏面に巻き込み筒状になって寒さと乾燥に耐えるそうです。
花期は6月から8月頃で、枝先に5個から15個ほどが集まって上向きに咲きます。花冠は径2pから4cmほどの漏斗状で、先が5深裂し、色は白から淡紅色まであり、内側には淡緑色の斑点が入ります。10本の雄蕊がピンとしています。

ハクサンシャクナゲは地域的な変種が認められ、葉の裏面に褐色の微毛を密生するものをウラゲハクサンシャクナゲ(裏毛白山石楠花)、吾妻山系に自生する雄蕊が花弁に変化した八重咲きのものをネモトシャクナゲ(根本石楠花)、北海道に自生するものをエゾシャクナゲ(蝦夷石楠花)と呼び、特に襟裳岬周辺に自生する葉が広楕円形で花が濃いピンク色のものをエリモシャクナゲ(襟裳石楠花)と呼んでします。


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◎富士山下山途中6合目から5合目にかけての樹林帯で[2010年7月10日撮影:ハクサンシャクナゲ花@山田]ハクサンシャクナゲ@エコカフェ.JPGハクサンシャクナゲ(富士山)@エコカフェ.JPG








◎シラビソ、カラマツ、ダケカンバなどの樹林とハクサンシャクナゲ[2010年7月10日撮影:富士山@山崎]
樹林内のハクサンシャクナゲ@エコカフェ.JPGダケカンバとハクサンシャクナゲ.JPG








◎ハクサンシャクナゲとベニバナイチゴの混生[2008年7月11日撮影:立山新室堂乗越(標高2511m)付近@阿部]
080711ハクサンシャクナゲ葉@エコカフェ(立山雷鳥エコツアー).jpg








大佐渡石名天然杉遊歩道散策長に大杉林下に群生するハクサンシャクナゲ[2012年8月4日撮影:佐渡島エコツアー@山崎]120804ハクサンシャクナゲ群生@エコカフェ(大佐渡石名).JPG120804ハクサンシャクナゲ@エコカフェ(大佐渡石名).JPG

 2012.9.17追記


タグ:広域種
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