アカテツ(赤鉄)は東南アジア系

ビーグル号の航海日誌 2012年02月13日 22:06

アカテツ@エコカフェ.JPG小笠原諸島の森でよく見られます樹木のひとつにアカテツがあります。材が赤い色であることが名前の由来だそうです。アカテツの仲間は熱帯・亜熱帯に65属800種ほどが知られているが、日本には小笠原諸島と南西諸島にアカテツとその変種のコバノアカテツ、小笠原固有種のムニンノキのみが分布しているに過ぎません。この仲間は土壌の浅いことが多く大木になると板根を発達させ倒木を防ぎます。[2012年1月1日撮影:父島夜明道路沿い@山崎、2005年4月30日撮影:母島石門@山崎]

アカテツの板根.JPGアカテツ(赤鉄、学名: Planchonella obovata (R. Br.) Pierre)はアカテツ科アカテツ属の常緑高木。雌雄異株。分布は南西諸島、小笠原諸島、台湾、中国南部、東南アジアに及び、山地のやや乾燥した日当たりのよい場所に自生。雌雄異株。小笠原諸島では海岸付近から山頂部までよく見られます。樹高は約15m、樹幹径50cm、樹皮は黒褐色、葉は互生し、葉身は5cmから10cmほど、倒被針形か長楕円形で革質、全縁、若葉と葉裏には鉄錆色の絹毛が密生。稀に葉裏に微毛が極端に少なく緑色がかるものもあります。花期は6、7月頃、新枝の新葉腋から花柄を伸ばし、雄花は径約7mmで花弁は淡緑色、雌花は径約2.5mmで花弁はなく雌蕊の柱頭が目立ちます。果実は液果で径約1cmの球形で11月頃に黒っぽく熟します。

オオバシロテツやコブガシなどと同じように生育環境によって樹形や葉形などの形態変化に富むようです。コバノアカテツはその典型です。アカテツは同じアカテツ科で小笠原固有種のムニンノキに一見似ていますが、こちらは葉が無毛でより大きく、樹皮が黒灰色、果実も大きくなることから区別できるそうです。うーん、実際は難しいでしょう。


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◎アカテツの新芽と絹毛の様子[2010年5月7日撮影:父島長崎展望台付近@山崎]
100507アカテツ(絹毛)@長崎展望台.JPG100507アカテツ@長崎展望台.JPG








◎母島の南進線(車道)を下る途中の乾燥気味の傾斜地に見られるアカテツ[2011年9月18日撮影:祝世界自然遺産登録・エコカフェ小笠原諸島ツアー@阿部]110918アカテツ@エコカフェ.JPG110918アカテツ2@エコカフェ.JPG

 南北に長い母島の南側は標高が低く乾燥気味のようです。

 2012.10.9追記
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