パイナップルは美味しいけれど

⇒草花教室 2012年02月12日 23:06

パイナップル@エコカフェ.JPG夢の島熱帯植物館bドーム(ヤシと人里の景観)ではサゴヤシの葉で葺いた小屋があり、パイナップルまでもが植栽されています。イメージは熱帯の原住民の住居ということでしょうか。サゴヤシとパイナップルの原産地は東南アジアと南米と異なるのですが仕方ありません。パイナップルは酸味と甘味があって美味しく今日では東南アジア、アフリカ、南北アメリカなど世界中で栽培されています。

パイナップル(学名:Ananas comosus (L.) Merr.)はパイナップル目パイナップル科アナナス属の多年草。原産地はブラジルのパラナ川とパラグアイ川の流域で、熱帯のやせた酸性土壌や乾燥地などでも生育。15世紀末既に新世界各地に伝播、16世紀初めにヨーロッパなど旧世界へ移入し今日に至ります。日本には1830年に初めて小笠原に移入されたそうです。
草丈は約1m超、葉は地下茎から叢生し、被針形で硬く先端は鋭く尖り、葉縁に鋭い棘をもつ。この叢生する葉は雨水を付け根に集め葉面から吸収することで乾燥の環境に適応しているそうです。
葉束中心から花茎が約60cm伸び、先端に肉穂花序をつけ、らせん状に約150個もの小花を密に咲かせます。小花は単子葉植物の典型で萼片と肉質の花弁を各3枚、雄蕊6本、雌蕊1本からなり、白色で先端が薄い帯紫色をしています。
受粉の有無にかかわらず、結実でき子房と基部の花托、花序の軸が融合し肥大化します。これが私たちが食べるパイナップルと呼ばれる果物です。食材としてもパパイア同様に優秀です。虫媒花ですが自家受粉では種子はできないことから栽培品種はすべてクローンを利用しているという。受粉するとゴマ粒のような種子をつくるといいます。

ユニークなことに花序の先端部の成長点があって、開花・結実後も成長して冠芽をつけます。冠芽は果実が落下すると文字通り新たな株(クローンの子孫)となり次代を紡ぐんですね。種子と冠芽による種を残す戦略を獲得しているのですよ。植物の世界は奥が深いです

@第49回草花教室(夢の島熱帯植物館で学びを)人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


タグ:草花教室
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※エコ・カフェ事務局が承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/53872968
※エコ・カフェ事務局が承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

▲このページのトップへ