オガサワラボチョウジ(小笠原母丁字)

ビーグル号の航海日誌 2012年02月11日 00:58

オガサワラボジョウジとシマオオタニワタリ@エコカフェ.JPGオガサワラボジョウジ@エコカフェ.JPG母島乳房山の登山道わきでオガサワラボチョウジを観察することができます。残念ながら花の時期に訪れたことがないので花の写真はありません。樹幹にはタマシダシマオオタニワタリなどがよく着生しています。[2010年9月10日撮影:乳房山@山崎]

オガサワラボチョウジ(小笠原母丁字、学名: Psychotria homalosperm A.Gray)はアカネ科ボジョウジ属の常緑小高木または低木。小笠原固有種。東南アジア系。絶滅危惧U類(VU)。分布は小笠原諸島で土壌の深い日当たりのよい場所に自生。
樹高は1mから7mほど、樹皮は黒褐色で厚く湿り気がある。葉は対生し枝先に集生、革質で分厚く、へら形から倒披針形で先は尖り表面は光沢があり、裏面は淡緑色。葉脈は主脈から支脈が分かれるところが膨らむのが特徴。葉柄は太く短く、茶色の小さな托葉がつく。花期は6月から7月頃、枝先に花柄5cmから10cmを伸ばし、複集散花序をつけ、多数の乳白色の筒状花を咲かせる。花は約15mmから30mm、先が5深裂で芳香が強い。果実は扁平な核果で11月頃に黒紫色に熟す。

オガサワラボチョウジの近縁は中国や沖縄に自生するボチョウジの仲間と考えられていますが、小笠原で独自進化し、花の構造が二型花柱性といって雄蕊や雌蕊(花柱)の高さが異なり、近親交配を避け、遺伝的劣化を防いでいるのです。このことは受粉のための送粉を担う昆虫との共進の途上、雄花、雌花の分化の第一歩と考えてもよいのではないでしょうか

関連記事(ムニンハガサノキ(無人花笠の木)の不思議)⇒人気ブログランキングへ


◎小笠原諸島母島の石門山でみた大きなオガサワラボチョウジ[2005年4月30日撮影:母島石門山@山崎]050430オガサワラボチョウジ@エコカフェ.JPG

 母島のような湿性高木林の森は湿潤で土壌が肥沃なため大きく成長することができます。

 2013.4.28追記

 
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(1) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
おが丸で大勢の観光客が世界自然遺産の小笠原父島に訪れているそうです。
自然の偉大さと脆弱さの両方を学ぶよいきっかけになるのではないでしょうか。
Posted by アカガシラカラスバト at 2013年04月28日 10:30
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※エコ・カフェ事務局が承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/53698093
※エコ・カフェ事務局が承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

▲このページのトップへ