アラゲキクラゲ(荒毛木耳)

ビーグル号の航海日誌 2012年02月05日 03:51

アラゲキクラゲ@エコカフェ.JPG母島の堺ヶ岳(標高443.5m)山腹に広がる森は巨大なシマオオタニワタリ、マルハチなどの木性シダ類が生い茂り鬱蒼としています。鬱蒼といっても小笠原の森は樹高が熱帯ジャングルのように高くはないので比較的明るさはあります。森の中では落雷にやられたり、競争に敗れたり、老いたりし、立ち枯れした樹木にキノコやカビなどの菌類がよく発生しています。昨年9月にアラゲキクラゲが群生しているのを見ました。何度も訪島していますが初めてです。[2011年9月19日撮影:母島堺ヶ岳@芳賀めぐみ]

アラゲキクラゲ2@エコカフェ.JPGアラゲキクラゲ(荒毛木耳、学名:Auricularia polytricha (Montagne) Saccardo.)はキクラゲ目キクラゲ科キクラゲ属の南方系のキノコの一種。分布は日本全土、朝鮮半島、中国のほか東南アジアの温帯から熱帯と広く、倒木や立ち枯れした広葉樹に発生。発生時期は寒い時期を除き一年中、小笠原では雨の多い時期にたくさん発生するそうです。子実体は茎がなく背面の一端で宿主の樹皮に付着し複数が束生、暗褐色で径1pから7pほどのゆがんだ耳形。成熟すると白粉を生ずる。背面は灰褐色で白色の細い毛が密生。肉は薄く菌糸とゼラチン質からなり、乾燥すると黒色化し軟骨質のように硬くなるが、水分を含むと復元し弾力性を取り戻す。円筒状の担子器から伸びだした枝(後担子器)は隔壁を生じて細胞4つが縦に並び、各細胞から出芽的に担子胞子を形成し、ただちに発芽する場合と、さらに担子胞子の表面に二次胞子を生じ、これが遊離し発芽する場合があるという。どうも発芽のタイミングを二段階に持つことで子孫を確実に残そうとしているに思えますね。

アラゲキクラゲは中華料理の食材としてヘルシーでしゃきしゃきと触感がよく好まれます。キクラゲよりも硬く触感がよいそうですよ。島でもかつてはよく食べたといいます。


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