古代植物、ヒバゴケ(檜葉苔)は羊歯

ビーグル号の航海日誌 2012年01月29日 14:38

ヒバゴケ2@エコカフェ.JPG小笠原の旭山(標高267m)へ続く遊歩道に入ると小笠原固有種で木性シダのマルハチメヘゴが出迎えてくれます。谷筋の反対崖地には蘚苔類のマットやヒバゴケオトメシダなどが見られます。名前に「コケ」と付きますが苔ではなく羊歯の仲間であります。[2007年12月31日撮影:旭山遊歩道脇@阿部]

ヒバゴケ(檜葉苔、学名:Selaginella boninensis Baker)はイワヒバ科イワヒバ属の常緑性シダ植物。古代植物。分布は小笠原諸島、台湾、フィリピンに及び、渓流沿いや陰湿な林内に自生し、小笠原では湿った地面や岩上、木性シダの樹幹を這う。
080101ヒバゴケ@エコカフェ(旭山).jpg茎長は最大30p、主茎はコケ状に葡萄し、まばらに分枝し、茎や側枝に小さな長楕円状の小さな葉を密につける。分枝点からは白い担根体(たんこんたい)といって根のような働きをするもので基盤に固定する。側枝の先に胞子葉を立ち上げ、これにオレンジ色の胞子嚢をつけます。
名前の由来は檜の葉に似ていることからヒノキの古名のヒバをつけ、這う姿が苔に似ていることによるようです。

ヒバゴケは別名に「ムニンクラマゴケ(無人鞍馬苔)」とあるように日本から東アジア、東南アジアまで広く分布する「クラマゴケ」の近縁種と考えられているようです。しかし、クラマゴケ自身が分類上、日本と東南アジアのものを別種とする議論もあることから、ヒバゴケの起源タイプの整理は留保するしかありませんね。

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◎父島旭山山中のムニンナキリスゲの草むらに自生するヒバゴケ[2008年6月23日撮影:地球温暖化最前線!小笠原エコツアー@内村正幸]080623ヒバゴケ2@エコカフェ.JPG080623ヒバゴケ@エコカフェ.JPG

 2012.12.25追記
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