ムニンモチ(無人糯)の看板は

ビーグル号の航海日誌 2012年01月29日 00:45

080101小笠原(お正月) 116.jpg小笠原父島の旭山(標高267m)への途中の林内で「ムニンモチ」書かれた看板があります。モチノキの仲間は小笠原には、ムニンイヌツゲ、シマモチとムニンモチの3種が知られています。小笠原図鑑譜によるとムニンモチは母島と弟島、向島に自生するとあるのですが、どういうことでしょう。

ムニンモチ(無人糯、学名:Ilex mertensii Maxim. var. beecheyi (Loesen.) Yamazaki)はニシキギ目モチノキ科モチノキ属の常緑小高木。雌雄異株小笠原固有種(シマモチの変種)。絶滅危惧TB類(EN)。日本本土系。分布は母島列島(母島、向島)、弟島のやや土壌の深い所などにわずかに自生する。
080101ムニンモチ@エコカフェ.jpg樹高は6、7mほど、樹皮は灰褐色、若枝と若葉は帯紫色、葉は互生し、革質、長楕円形、葉身は2pから5cmほどと小さく、全縁か丸みを帯びた疎鋸歯があるという。シマモチは葉が大きくて5cmから10p。
花期は3月頃で枝先に近い葉腋から散形花序に伸ばし、長い花柄のある淡緑色の小花を多数つける。雄花も雌花も径約5mm、4弁の花弁が開出。雄蕊4本、雌蕊の柱頭1個だが、雌花は雄蕊が貧弱で柱頭が大きく、花数も少ないという。果実は核果で12月頃に赤紫色に熟します。

一般にムニンモチは葉が小さく、シマモチは葉が大きいとされます。しかし、乾燥低木林内に出現するシマモチは乾燥地型として樹高が低く、葉は厚く小さくなります。両種ともに中間的な個体も多く、区別が難しいとされており、看板も「シマモチ」の間違えかもしれませんね。ここでは看板に敬意を払い、ムニンモチとしておきました。


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◎父島旭山山頂と旭山南峰との分岐近くで見られるムニンモチ[2008年6月23日撮影:地球温暖化最前線!小笠原エコツアー@虻川伸也]080619ムニンモチ2@エコカフェ(小笠原).jpg080619ムニンモチ@エコカフェ(小笠原).jpg

 2012.12.25追記
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