聟島のテッポウユリ(鉄砲百合)

ビーグル号の航海日誌 2012年01月21日 22:24

聟島テッポウユリ群生@エコカフェ.JPG思い出。2010年5月6日、小笠原諸島聟島の植生回復の現状について調査視察した。太平洋戦争時の疎開で残されたヤギが野生化し、植生破壊が進んでしまった。そこで東京都により2003年度までにノヤギが完全に駆除され、現在は植生回復の経過観測中です。
駆除直後の6年前、エコカフェを立ち上げる前の事前調査のために訪島した時と比べるとわずかではあるが確実に植生回復が進んでいることを認識することができました。最高峰大山(標高88.4m)から南西に伸びる緩やかな斜面地の途中にテッポウユリが群生していました。白い花は、かつて人が住んでいたことの証でもあります。今も昔も潮風が島を抜けていきます。

聟島テッポウユリ花@エコカフェ.JPGテッポウユリ(鉄砲百合、学名: Lilium longiflorum Thunb.)はユリ目ユリ科ユリ属の多年草。分布は九州南部、南西諸島、台湾北部に及び、海岸から高山までの明るい荒地などに自生。
草丈は50cmから1mほどで、葉は互生し、すっと立ち上がる茎の上部にまで密集、葉身は10pから15cmほどで長楕円形、葉脈は並行します。葉の細いものに台湾原産のタカサゴユリがあり注意が必要です。[2010年5月6日撮影:聟島@阿部・山崎]
花期は4月から6月頃で、茎の頂上に純白のラッパ型の筒状花を横向きに咲かせます。花長は最大約15cm、径約5cmの筒状の先が6深裂。精油テルピネオール(terpineol)などの芳香成分が含まれており、これは夜になると一層香るそうです。女性ホルモンバランスを整える作用があるとか。

ヨーロッパでもローマ時代からユリの白い花は愛されたそうです。ニワシロユリといって後に聖母マリアの象徴として「マドンナ・リリー」と呼ばれ「純潔」を意味するようになったのです。ユリの芳香の強い白い花は古今東西を問わず人びとから愛されているのですね。


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