ムニンハナガサノキ(無人花笠の木)の不思議

⇒エコツアー 2012年01月07日 15:57

オガサワラハナガサノキ@エコカフェ.JPG元旦、初寝遊歩道を植物観察をしながら歩く。遊歩道といっても登山道のようで足元は注意が必要、右側には延々とノヤギ防護柵が巡らされている。貴重な植物をノヤギの食圧から守るためのゾーンを設定いているのです。ちょうど柵の内側はアカガシラカラスバトサンクチュアリが広がっています。木道脇でムニンハナガサキが朱色の果実をつけていました。[2012年1月1日撮影:初寝遊歩道@山崎]

ムニンハナガサノキ(無人花笠の木、学名:Morinda boninensis Ohwi)はアカネ科ハナガサノキ属のつる性常緑低木。東南アジア系、小笠原固有種。フィールド調査により、雌雄異株ではなく雄性両全性異株、つまり雄性個体と両性個体の両方が存在するといった珍しい性表現をしていると確認されているようです。進化の過程なのでしょう、ユニークですね。
オガサワラハナガサノキ果実@エコカフェ.JPG分布は小笠原諸島全域に及び山地のシマイスノキ−コバノアカテツ群集内などで日当たりのよいところを求めて自生。
樹高は不明。枝は暗紫褐色で反時計回り(左巻き)に他の植物に巻きつきながら伸びる。葉は対生、厚く光沢があり、葉柄は短く、長楕円形で先が尖る。
花期は6月頃、枝先に頭状花を複数つけ、各頭状花は高杯状の花冠が4深裂した薄い緑白色の小花を6、7個咲をかせます。雄株では雌蕊の退化した雄花を、両性株では雌蕊柱頭と雄蕊からなる両生花となります。果実は集合果で12月から翌年1月頃に朱色に熟します。

小笠原にはハナガサノキ属はもう一つ「ムニンハナガサノキ」の変種「ハハジマハナガサノキ」が知られていて、そのほうは、葉が大きく、葉柄も長いという特徴があるそうです。こんど母島へ行ったら観察してみたいと思います。


関連記事(未解明のヤエヤマアオキ)⇒人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



◎小石川植物園で保護栽培されているムニンハナガサノキ[2012年5月4日撮影:温室@山崎]ムニンハナガサノキ蔓@エコカフェ.JPGムニンハナガサノキ花序@エコカフェ.JPG

 枝先に頭状花序2本をだし蕾をつけています。蔓は左巻きのようですね。

 2012.5.6追記
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※エコ・カフェ事務局が承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/52957784
※エコ・カフェ事務局が承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

▲このページのトップへ