シマイスノキ(島蚊母樹)は東南アジア系

ビーグル号の航海日誌 2011年12月28日 08:56

080101シマイスノキ花@エコカフェ.jpgこの季節に小笠原父島を訪島すると見られる花のひとつです。シマイスノキの花は目立たないため気づかないことが多いようです。シマシャリンバイとともに乾性低木林の優占種であって、コバノアカテツ−シマイスノキ群集を構成します。

シマイスノキ(島蚊母樹、学名:Distylium lepidotum Nakai)はマンサク目マンサク科イスノキ属の常緑小高木。東南アジア系、小笠原固有種。分布は父島列島で広く、母島、姉島では一部で150m以上の山地の日当たりのよい平坦地などに自生。
100101シマイスノキ@果実@エコカフェ.JPG樹高は約7m、乾燥した風衝帯や岩石地で1mから2mほどで、枝は細かく分かれ、葉は互生し、楕円形から倒卵形、分厚く葉先は円形でやや尖り、基部は鈍いくさび形、葉表は黄褐色から茶褐色で星状毛が生える。
花期は11月から12月頃とたまに3月から5月頃、枝先に近い葉腋に総状花序をつけ、紅色の小さな花をたくさん咲かせます。イスノキと同じように、基部に雄花、先に両性花がつくと思われ、花には花弁はなく萼片も小さく、赤い雄蕊が目立つ。果実はふけ状に黄褐色の星状毛が覆い、6月頃と12月頃に熟すと先が2つに裂開します。

本州関東以西から南西諸島、台湾などに分布する常緑高木の「イスノキ」の仲間だそうです。島嶼の厳しい環境下で小さく、乾燥に強く、進化させているのですね。


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◎父島の旭山南峰(標高:267m)に続く尾根筋の乾性低木林を構成するシマイスノキの果実[2012年1月1日撮影:お正月の旅小笠原2011年度@山崎]120101シマイスノキ果実@エコカフェ.JPG

 2012.12.11追記






◎小笠原父島の旭山尾根筋の乾性低木林の乾性矮低木林タイプ内のシマイスノキ[2010年5月8日撮影:小笠原エコツアー「ケータ島沖(聟島列島)と小笠原固有植物の森をめぐる旅」@山崎]100508シマイスノキ果実@エコカフェ.JPG100508シマイスノキ蕾@エコカフェ.JPG

 蕾がついていたのはこの1株だけしか気づきませんでした。

 2013.1.6追記
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