最も珍奇なワダンノキ

ビーグル号の航海日誌 2011年12月06日 08:35

ワダンノキ1@エコカフェ.JPG先日、日本固有種のキク科のワダン(海菜)を紹介したが、最も珍奇なものにワダンノキ(海菜木)が知られています。ワダンノキは島嶼効果で完全に木質化しており、ガラパゴス諸島にのみ自生するキク科のスカレシアが高木化し森を形成しているのと比較されることがあります。しかし、ワダンノキは絶滅の危機に瀕しています。[2010年9月9日撮影:乳房山山頂付近@阿部]

ワダンノキ(海菜木、学名:Dendrocacalia crepidifolia Nakai)はキク科ワダンノキ属の常緑性亜高木。分布は小笠原・母島列島の母島、向島、姪島にごく一部が自生。特に、母島の個体は石門や乳房山の稜線で雲霧のかかった風衝帯などに限られるようだ。ワダンノキ2@エコカフェ.JPGDNA解析から系統も不明で1属1種を形成、小笠原固有属。雌雄異株。樹高は5m以上、幹は木質化、直径10p以上にもなる。北半球でキク科でここまで樹木になるものはワダンノキのほかにはなく、最も貴重とされます。葉は葉柄が長く、葉身は12pほどになり、ワダン(海菜)のように密集します。花期は11月から12月で、雌雄異株のため、雄花、雌花をそれぞれ、枝先の散房花序に多数の紅紫色のアゼトウナのような小頭花をつけます。種子は冠毛をつけ風により飛散します。

小笠原には固有属を形成しているものシロテツ属がありましたね。こちらは別の機会に触れることにしましょう。

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