朽木の住人、クチキコオロギ

⇒森林づくり+α 2011年12月04日 01:58

クチキコオロギ成体メス@エコカフェ.JPG11月26日、三宅島で実施した「第3回エコカフェみんなの森づくり」で出逢った小さな命です。火山性ガスで立ち枯れした照葉樹林の森は時の経過とともに朽木と化し、微生物などによって分解され土に戻っていく運命にあります。偶然に朽木を足を取られたら、中からこの朽木を棲みかとしているクチキコオロギが出てきました。三宅村役場の鎌田淳史主事のお話しですと朽木が多くあるため普通に見られるそうです。[上メス、下オス、2011年11月26日撮影:三宅島雄山中腹@山崎]

クチキコオロギ成体オス@エコカフェ.JPGクチキコオロギ(朽木蟋蟀、学名:Duolandrevus ivani (Gorochov))はバッタ目マツムシ科クチキコオロギ属の大型のマツムシの仲間。かつてコオロギ科に分類されていたことがあるが今はマツムシ科に分類されているという。日本固有種。分布は本州、四国、九州の平地から山地、島嶼では伊豆諸島、対馬、隠岐、南西諸島に及び、市街地を除き広く朽木の中などに生息。
出現期は7月から11月頃で越冬するとされるが、暖かい地域では一年中見ることができるようだ。不完全変態で、2年で卵から幼虫期を経て成虫になる。成虫は頭が大きく、翅は短かく、腹部は扁平。夜行性でグィーグィーと鳴くという。食性は雑食性で植物の葉や昆虫の死骸などを食するという。天敵はカマキリ、スズメバチ、大型のクモ類などです。

1983年(昭和58年)の雄山噴火、2000年(平成12年)の噴火に伴う火山性ガスの噴出により三宅島の照葉樹林の森は大きく傷んでしまったが、植林活動により再生スピードを速めてあげることで、森を棲みかとする多くの昆虫をはじめ生き物たちが戻ってくる様子を観察できるのも学び、気づきのよい機会となりますね。

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