ヌスビトハギ(盗人萩)のひっつき虫

⇒草花教室 2011年11月23日 22:19

ヌスビトハギ果実2@エコカフェ.JPG第48回草花教室の続きです。「21世紀の森と広場」(千葉県松戸市)の「四季の山野辺」の西側林縁にヌスビトハギが種子をたくさん着けていました。ヌスビトハギとは物騒な名前です。種子の形が盗人(泥棒)の足跡に似ているために名付けられたそうです。

ヌスビトハギ(盗人萩、学名:Desmodium podocarpum DC. subsp. oxyphyllum (DC.) H.Ohashi )は、マメ科ヌスビトハギ属の多年草。分布は日本全土、台湾、朝鮮半島、中国に及び、低地から山間の林縁や草地などに自生。
草丈は60-100cm、その約半分を花穂が占める。株立ちで茎は細く硬い。葉はまばらに互生し、葉柄は長く三出複葉で、小葉は細毛が生え倒卵形で先が尖り、全縁、頂小葉の長さは4cmから8cm、側小葉はやや小さい。小葉の基部に針状披針形の小托葉がつく。
花期は7月から9月頃、葉腋から数本の細長い花穂(総状花序)を伸ばし、葉と同じように花もまばらにつく。花はマメ科らしく約4mmと小さくとも蝶形花で、淡紫色。虫媒花というから小さなアブの仲間などが訪れているのでしょう。
果実は柄が長く、分裂果で2つの節に分かれ、各節は扁平で半円形、各1個の種子を含む。また、側面に赤褐色の斑紋があることが多く、表面には細かな鉤が密生し、動物の体毛や衣服などによくくっつき、一緒に移動して種子散布をさせるのである。このような種子のことを「ひっ付き虫」と呼びます。

ヌスビトハギの仲間は世界に約400種、日本に9種が知られていますが、同種の中にもまま変異が認められるという。おそらく種子の移動が容易であり、交雑種も生じやすく、同定はDNA鑑定に委ねなければならないのでしょう。


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