ヌルデの紅葉と果実

⇒草花教室 2011年11月17日 06:44

ヌルデ紅葉@エコカフェ.JPG日中は小春日和になるそうですが、今朝は一段と冷え込みます。
第48回草花教室の続報です。「21世紀の森と広場」(千葉県松戸市)、園内の「みどりの里」は里山の風景が続きます。
裏山の林縁にヌルデの幼樹の葉が一足早く紅葉し目立ち、大きな樹木では小鳥が好む果実が数珠なりについていましたよ。この木はフシノキ、カチノキともいうようです。

ヌルデ(白膠木、学名:Rhus javanica L.)はムクロジ目ウルシ科ヌルデ属の落葉小高木。雌雄異株。分布は日本全土のほか東アジアから東南アジアに及び、山地の林縁に普通に自生。ヌルデ果実@エコカフェ.JPG樹高は7mほど、幹の樹皮は灰褐色で縦に割れ目ができ、枝分かれは少ない、葉はウルシ科らしく、互生し奇数羽状複葉で小葉は6枚から13枚つく。小葉は無柄、長楕円形で葉縁には粗い鋸歯、小葉の葉軸にはニシキギと同じように翼がつき、若枝、葉軸、葉裏に褐色の毛が密生しています。
花期は8月から9月頃で、本年枝先に円錐花序をつけ黄白色のたくさんの小花を咲かせます。果実は核果で径約5oの扁球形、熟すと酸塩味のする白い粉を吹くそうです。この白い粉はリンゴ酸カルシウムです。
ヌルデ果実拡大.JPG樹幹を傷つけるとでる白い漆液は塗料として利用し、また、翼などにつく「ヌルデシロアブラムシ」がつくる虫えい(虫こぶ)にはタンニンが豊富に含まれ、これを皮なめしや黒色染料の原料に利用したそうです。五倍子色(うつふしいろ)とよばれる伝統的な色で、染物のほか、白髪染、お歯黒などにも使われたというすごものです。

アカメガシワ、クサギなどとともに、典型的な陽樹でパイオニア植物(先駆植物)とされ、伐採や倒木などの撹乱が起こると真っ先に芽を出してくる。しかし、後発の樹木が成長し日が当らなくなると枯れてしまうので、日当たりのよい林縁に追いやられてしまうのです。種子は埋土種子といって土中で20年以上も発芽機会を待つことができるといいます。すごいですね。


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◎佐渡トキ保護センターの観察棟の近くで見たヌルデ[2012年8月3日撮影:佐渡島エコツアー@阿部]120803ヌルデ@エコカフェ(佐渡島).JPG

 2012.8.12追記






◎檜枝岐村にあるモーカケの滝を眺める展望台近くで見たヌルデ[2013年9月8日撮影:檜枝岐歌舞伎視察@阿部]
130908ヌルデ@エコカフェ.JPG130908モーカケの滝@エコカフェ.JPG
 2014.7.5追記
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