秋の実り、ウメモドキ(梅擬)

ビーグル号の航海日誌 2011年10月09日 15:03

ウメモドキ@エコカフェ.JPGこの季節になると森にも庭先の植栽にも赤い実をつけている樹木が目に付きませんか。
多くの木々は子孫を残すために果実をつけ、第3者に散布のお手伝いをしてもらっているのです。ウメモドキ、モチノキ、ソヨゴ、クロガネモチ、アオハダの赤い実もそのひとつで、ツグミやヤマドリなどの野鳥が好んで食べるそうですよ。うんちとともに森の至る所に散布、種蒔きされ、埋土種子といって発芽のチャンスを長年待つことができます。[2009年10月11日撮影、新宿御苑@阿部]

ウメモドキ(梅擬、学名:Ilex serrata Thunb.)はモチノキ科モチノキ属の落葉低木。日本固有種雌雄異株。分布は本州、四国から九州に及び、湿地の周辺や湿気の多い落葉広葉樹林内に自生。
樹高は2mから3mほどで、灰褐色の樹皮、枝ぶりは繊細で、葉は単葉で互生し、葉身は2から7p、倒卵状楕円形で先が鋭尖頭、葉縁には細かな鋸歯がつく。葉表にはわずかに毛があるが、葉裏は脈上に短毛が密生する。近縁種のイヌウメモドキは無毛で、西日本に多いという。
花期は5月から7月頃で、本年枝の葉腋に淡紫色の小花をつける。雄株には5から20個の雄花、雌株には2から5個の雌花、いずれも花弁4枚、萼片4枚、雄蕊4本、雌蕊1本であるが、雄花は雌蕊が退化し、雌花は雄蕊が退化しているのが確認でします。果実は核果、直径約5mmで10月から11月頃に赤く熟す。

赤い実だけではなく花も雄花と雌花の様子が似ていて異なるので花卉として御茶席などで重宝されるようです。枝振りが繊細で美しく、微妙な相違、変化が私たち日本人にとっては何とも言えぬ美を演出してくれるのでしょう。
わずかな変化を感じ取る繊細な心は日本人の美の原点であるような気がします。花の季節も楽しみです。

関連記事(秋の実り、ヤマボウシ(山法師))⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※エコ・カフェ事務局が承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/48397791
※エコ・カフェ事務局が承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

▲このページのトップへ