秋の花、フジバカマ(藤袴)

ビーグル号の航海日誌 2011年09月28日 21:36

フジバカマ2@エコカフェ.JPGフジバカマ(藤袴)は秋の七草のひとつで、万葉集で詠まれ、源氏物語に「藤袴の巻」があるように、古くから日本人には格別の思いがある花のですね。この時期にはアサギマダラヒョウモンチョウなどの蝶をはじめ多くの昆虫が吸密に訪れます。花言葉は「やさしい思い出」、「ためらい」ということで、そこはかとない古色なにおいがします。

フジバカマ(藤袴、学名:Eupatorium japonicum Thunb.)はキク科ヒヨドリバナ属の多年草。分布は本州、四国、九州、朝鮮半島、中国に及び、河原などやや湿った場所に自生。フジバカマ1@エコカフェ.JPG日本では河川改修などで激減し、準絶滅危惧(NT)に指定。あってもサワヒヨドリとの交雑種だったりするそうです。草丈は20cmから150cmほどで、葉は互生し、短い葉柄があり、茎上部のものはしっかり3裂する。花期は8月から9月頃で、茎の先に散房花序をつけ、たくさんの淡紫紅色の小花を咲かせます。

そもそもフジバカマは中国が原産であって、日本には奈良時代に薬草・芳香利用として移入され、のちに野生化したらしい。薬草としては利尿、通経に利くとされ、芳香剤としては十二単に忍ばせたという。上品な芳香がするのは、サクラの葉と同じように、茎や葉に含まれているクリマン配糖体が乾燥させることで加水分解され、オルト・クルマリン酸が生じるためだそうです。人に愛されることで種を維持することもできる。かくも植物は奥が深いのです。

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◎赤城自然園内で見られるフジバカマ(藤袴)の群落[2010年9月26日撮影:赤城自然園視察@阿部]100926藤袴の群生@赤城自然園.JPG100926フジバカマを吸蜜するアサギマダラ@赤城自然園.JPG

 野生下ではなかなかこうはいきません。アサギマダラの大好物ですよ。

 2013.8.3追記


◎奥武蔵の伊豆ヶ岳(標高851m)登山口手前にある安産地蔵尊近くでみた満開のフジバカマ[2009年9月26日撮影:第5回自然観察会@阿部]
090926安産地蔵尊@エコカフェ.JPG090926藤袴@エコカフェ.JPG
 2014.4.8追記
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