高山植物の魅力(32)/ハクサンフウロ(白山風露)

ビーグル号の航海日誌 2011年09月23日 08:34

IMGP6584.JPG今日は秋分の日です。3連休の初日でもあり、墓参りや行楽に出かける方も多いのではないでしょうか。
涸沢ヒュッテ(標高2350m)は涸沢カールの東端に位置し、穂高連峰を見渡すことができます。[2009年9月21日撮影:北穂高岳眺望@山崎]紅葉の頃は素晴らしいでしょうね。そんな涸沢ヒュッテの近くで可憐な淡い紅紫色の花が咲いています。朝露に濡れたハクサンフウロの花です。[2009年9月22日撮影:涸沢ヒュッテ近く@山崎]

090922ハクサンフウロ@エコカフェ.JPGハクサンフウロ(白山風露、学名:Geranium yesoemse Fr.et.Sav.
var. nipponicum Nakai(Geraniac.))はフウロウ科フウロウ属の多年草。日本固有種。エゾフウロ(蝦夷風露、学名::Geranium yesoemse Franch. et Sav.)の変種。分布は東北地方から中部地方に及び、亜高山帯から高山帯の雪渓周辺や湿った草地に自生。東北地方では海岸近くでも見られるという。
草丈は30cmから80cmほどで、根生葉は長い葉柄があり掌状に5深裂し、裂片はさらに2、3中裂。茎葉は対生または互生し、根生葉と同じように5深裂、2、3中裂するが、葉柄は短い。根生葉の葉柄以外は毛は目立たない。花期は7月から9月頃で、花径3cmほどの5弁花、花弁の内側に紅紫色の縦筋模様が入り、花弁基部に軟毛がある。咲いたばかりの時には雌蕊の柱頭は開かず雄蕊のみが目立つ。その後に雄蕊の葯が脱落すると雌蕊の柱頭が開き、受粉が可能となる。これを雄性先熟といい、自家受粉を避ける戦略をとっていると考えられる。

雄性先熟のように性表現を変える植物ヤツデマムシグサミズバショウなど多くあります。植物の世界は不思議がいっぱいですね。

関連記事(高山植物の魅力(31)/ミヤマダイコンソウ(深山大根草))⇒

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◎北沢峠から仙丈ヶ岳(標高3033m)への途中で見たハクサンフウロの花[2012年8月4日撮影:仙丈ヶ岳@中村敏之]120804ハクサンフウロ@エコカフェ.JPG120804ハクサンフウロ@エコカフェ(仙丈ヶ岳).JPG

 マルバダケブキも群落をつくっていました。

 2012.9.9追記


◎霊峰白山(標高2702m)の登山道脇の草原でみたハクサンフウロの花[2013年8月17日撮影:白山登山@中村敏之]130817ハクサンフウロ@エコカフェ.JPG130817ハクサンフウロ@エコカフェ (2).JPG

 2014.1.17追記
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