水の高きは低きにつきる

ビーグル号の航海日誌 2011年09月04日 14:20

上高地梓川@エコカフェ.JPG古代中国の春秋戦国時代(紀元前5世紀頃)、老子なる思想家が『道』を唱えたものが『老子』上下巻に書き残されています。『老子道徳経』とも言われ、道教として確立しました。荘子もそうですが「無為自然」の生き方を人びとの理想の生き方と捉えています。『老荘思想』とも。[2009年9月22日撮影:上高地梓川@山崎]

さて、『老子』の一節に「上善水の如し。水は善く万物を利して而も争わず。衆人の悪む所に処る。故に道に幾し。居るには地を善しとし、心には淵きを善しとし、与にするには仁なるを善しとし、言は信あるを善しとし、政には治むるを善しとし、事には能あるを善しとし、動くには時なるを善しとする。夫れ唯争わず、故に尤無し。」と。
水は高きから低きに無心にただただ流れます。森や里、田畑を潤し、万物の命をわけへだてなく育んでくれます。前途のいかなるなる障害物をも、変幻自在に姿形を変え、流れを変えることで、越えていきます。しかも信じられないような大きな力をもって巨岩をも動かし、ときに長い年月をかけ岩をも削り、大地に渓谷を刻み、海へ海へと流れて行きます。あるときは、深き大地、マントルに静かに沈み、溶岩をつくり、あるときは、大空に雲となって現れます。嘘偽りない真実そのものが大切です。真実を識ることです。政治には秩序を旨とし、深い知恵をもって考え、行動には時期を待つのがよいとします。争うことなく、危機に陥ることもないのです。

今般の台風12号のもたらした豪雨のよる土砂崩れ、鉄砲水、河川の氾濫などにより被災された方がたに心からお見舞いを申し上げます。被災対応に日夜あたられている方がたに頭が下がります。

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posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(2) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
それにしても今回の台風12号による雨はものすごかったですね。
「想定を超えている」といいますが....。
研究心、探究心が足りないようにも思います。
Posted by 森の妖精 at 2011年09月06日 08:40
そうですね。
局所的、部分的にはいろんな研究がなされていると思います。
束ねて全体を構想する力が不足しているように思います。
専門性を追求するあまり、部分最適に甘んじているということでしょう。
ガリレオなど昔の偉人はあらゆる分野に長けていました。
Posted by 冥王星 at 2011年09月06日 08:45
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