ムニンセンニンソウ(無人仙人草)

ビーグル号の航海日誌 2011年08月29日 00:47

100910ムニンセンニンソウB@乳房山山頂付近.JPG小笠原にはムニン(無人)が名前につく植物が多く知られている。これは江戸時代に小笠原諸島のことを無人島と呼んでいたことに由来する。
昨年9月に母島乳房山で外来種のオオバナセンダングサの駆除作業を実施した。その近くにムニンセンニンソウが小さな群落を形成していました。この9月、父島と母島を訪島した際にも花を見ることができるでしょう。[2010年9月10日撮影:乳房山@山崎]

100910ムニンセンニンソウ花@乳房山山頂付近.JPGムニンセンニンソウ(無人仙人草、学名:Clematis terniflora DC.var. boninensis (Hayata) Tuyama)はキンポウゲ科センニンソウ属のつる性の多年草。小笠原固有種。絶滅危惧U類(VU)。本土(本州)系。センニンソウの変種。分布は父島と母島のみ、日当たりのよい林縁などに自生。
草丈(つる長さ)は約3m、長く茎を伸ばし、基部は木性化、節ごとに葉が対生し、葉は羽状複葉で2、3枚の小葉をつけ、小葉は卵状楕円形で全縁。長い葉柄が蔓として巻きつきます。
100910ムニンセンニンソウ花散@乳房山山頂付近.JPG花期は7月から9月頃で茎の先端に近い葉腋から(三出状)散房花序をつける。センニンソウより花数は少ないが、花は大きく花径約3cm、花弁は無く4枚の白色の萼片と沢山の雄蕊がよく目立ちます。果実は刮ハで5裂、各白いひも状の髭がつくことから、種子は風散布するのでしょう。写真は髭1本しか残っていませんね。

小笠原で「毒蔓(どくづる)」と呼ばれているように全草に毒成分を含むようです。おそらくセンニンソウの毒成分(プロトアネモニン)と同じで、汁がつくと皮膚炎などを起こすので注意が必要ですね。ノヤギも食べないですね。

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◎ムニンセンニンソウの花[2011年9月19日撮影:母島堺ヶ岳登山途中@澤尚幸]
ムニンセンニンソウ(母島境ケ岳)@エコカフェ.JPG 









◎ムニンセンニンソウの白い花[2012年1月2日撮影:父島北袋沢トンネル付近@吉岡明良]
ムニンセンニンソウ花2(父島)@エコカフェ.JPG 




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