侵入者、アフリカマイマイ

ビーグル号の航海日誌 2011年08月25日 00:45

アフリカマイマイ@エコカフェ.JPG世界自然遺産登録となった小笠原諸島の父島、母島で見かける厄介ものにアフリカマイマイがいる。侵入者といっても父島、母島ともに1935年頃に食用としてジャワ島から人為的に持ち込まれたものが、定着し、雑食で貪欲、繁殖力旺盛なため小笠原固有の植物・陸産貝の仲間を絶滅もしくは絶滅の危機に追い込んでいるという。[2005年5月1日撮影:母島北村小学校跡@山崎]
南西諸島でも定着しているが、とりわけ沖縄では徹底的に駆除し数を減らしているという。父島でも最近では駆除とは関係なく数が自然減しているという。これは天敵でやはり侵入者であるニューギニアヤリガタリクウズムシやプラナリアの影響とかんがえられているようだ。一方、影響の無い母島では見かける頻度は高く、活発に繁殖していると思われる。

アフリカマイマイ(阿弗利加蝸牛、学名:Achatina fulica (Ferussac))は軟体動物門腹足網柄眼目アフリカマイマイ科アフリカマイマイ属に分類される世界最大の陸産巻貝。東アフリカのモザンビークやタンザニア付近のサバンナ地帯が原産だが、熱帯地方のほとんどに定着。
雌雄同体だが交尾受精、双方が約10日周期で100個から1000個の卵を産むため、繁殖力は抜群。寿命は3年から5年。一般には夜行性で昼間は土中や落葉下に潜んで夜に移動しながら貪欲に摂食。雑食性のためあらゆる植物の芽、若葉、果実のほか菌類、昆虫の死骸、生きた固有陸産貝類に及ぶ。雨上がりの日中、摂食活動している姿を目撃することもありますよ。IUCNでも世界の侵略的外来種ワースト100に選定しているほどだ。
小笠原に定着のアフリカマイマイには広東住血線虫という寄生虫が寄生し、これが人に寄生すると好酸球性髄膜脳炎を引き起こす危険があるという。触れた手を洗うなどの注意が必要だ。

9月に小笠原諸島の父島、母島を訪問し、森の散策をする際に気をつけて観察しましょう。特に、母島では石灰岩質の石門に行きますので注意してみましょう。アフリカマイマイの殻は石灰質でしたね。

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