高山植物の魅力(19)/ショウジョウバカマ(猩々袴)

ビーグル号の航海日誌 2011年07月08日 00:35

ショウジョウバカマ@エコカフェ.JPG折角の七夕様もあいにくのお天気でした。今週末に鳳凰三山に出掛けますが天気はいまひとつのようです。3年前の立山では多くの高山植物を観察しました。立山新室堂乗越(標高2511m)を下る途中でショウジョウバカマが遠慮がちに咲いていました。[2008年7月12日撮影:新室堂乗越付近@寺中]

ショウジョウバカマ(猩々袴、学名:Helonias orientalis (Thunb.) N.Tanaka)はユリ科ショウジョウバカマ属の多年草。分布は北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、樺太に及び、低山帯から高山帯の湿地に自生。複数の地域亜種が知られています。
草丈は10cmから20cmほど、根生葉はへら形でロゼット状に広がり、葉身は5cmから20cmほど、花茎には直立した鱗片葉が互生し、頂端に総状花序を横向きにつける。花期は低山では3月から4月頃、高山では雪解け後の6月から7月頃、花弁6枚がやや窄まり、花の色は淡紅色、紫色、白色など変化に富み、花弁6枚、花被片6枚、雄蕊6本で先端の葯は黒紫色、雌蕊1本の柱頭は鮮紫色。綺麗な色合いですね。
果実は3裂した刮ハで、糸くずのような種子のほかセイロンベンケイソウ(ハカラメ)のように葉の先端にできる「不定芽」によって無性生殖でも増えるという繁殖戦略をとります。

名前の由来は葉に霜があたると紅葉し、これを中国の伝説上の酒を好み、顔を赤らめる霊獣「猩々」とロゼット状の葉を「袴」に見立てたことによるという。「猩々」とはオランウータンをも意味しますよね。なんとも面白いですね。


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◎北アルプス小日向のコル(標高1824m)に向かう途中でみたショウジョウバカマ[2013年7月6日撮影:第16回自然観察会@阿部]130706ショウジョウバカマ花@エコカフェ.JPG130706ショウジョウバカマ根生葉@エコカフェ.JPG130607ショウジョウバカマ花@エコカフェ.JPG

 2013.7.8追記









130706ショウジョウバカマ果実@エコカフェ.JPG130706ショウジョウバカマ花アップ@エコカフェ.JPG130706ショウジョウバカマ花裏から@エコカフェ.JPG
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