侵入者、ギンネム(銀合歓)

ビーグル号の航海日誌 2011年06月25日 19:01

ギンネム@エコカフェ.JPG小笠原諸島の世界自然遺産登録は屋久島白神山地知床に続く日本では4番目です。2003年に世界遺産候補に選定されてから登録までに年月が必要であったのは、小笠原諸島に固有な生態系は外来種により脅かされていることに対する懸念があったからです。この間、外来種駆除などの対策が取られましたし、今後も対策の継続が求められるでしょう。ギンネムアカギモクマオウなどとともにそのひとつです。[2009年7月22日撮影:母島静沢付近@阿部]

ギンネム(銀合歓、学名:Leucaena leucocephala (Lam.) de Wit)はマメ目ギンネム科ギンゴウカン属の落葉小高木。中南米が原産地だが世界の侵略的外来種ワースト100のひとつとされています。小笠原諸島でも例外ではなく、1862年頃に畑の緑肥や薪炭などのため移入したものが野生化し在来種を圧迫しているといいます。ギンネムはマメ科の植物と同じで根粒菌を共生するためやせ地でも侵入でき、若葉や新芽に有毒アミノ酸のひとつミモシンを含むことからアレロパシー(他感作用)が強く他の植物の成長を抑えるため、父島三日月山周辺や母島静沢脇などしばしば純林を形成しています。

近年、この繁殖力の強いギンネムもこれを食すギンネムキジラミ(学名:Heteropsylla cubana)の繁殖・伝搬により枯死する事例が報告されているそうです。

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◎三日月山周辺はギンネムの花ざかり[2007年7月15日撮影@阿部]
ギンネム花@エコカフェ.JPG








◎ギンネムの純林と鞘の実り[2012年1月2日撮影:三日月山@山崎]
ギンネムの鞘@エコカフェ.JPGギンネム純林@エコカフェ.JPG








◎小笠原諸島母島の沖港の道路沿いに繁茂するギンネムの豊饒の実り[2010年9月11日撮影:第3回エコロジー・カフェの母島の自然を守る旅@山崎]100911ギンネム果実@エコカフェ(母島).JPG

 2012.10.8追記





◎石垣島から南南西方の海上6qにある黒島の海岸近くに繁茂するギンネム[2014年3月14日撮影:黒島@山崎]
140314ギンネム@エコカフェ.JPG140314ギンネム@エコカフェ(黒島).JPG
 ここでは細い若木しか見られませんでした。

 2014.3.22追記



◎石垣島の宮良川河口近くのヒルギ林の陸側で大きく育った花をつけるギンネム[2014年3月15日撮影:石垣島@山崎]
140315ギンネム@エコカフェ(石垣島).JPG140315ギンネム花@エコカフェ(石垣島).JPG
 2014.3.22追記






◎父島北袋沢から西海岸に向かうルート深い山中の尾根筋で見たギンネム[2014年4月28日:未開の森と南島をめぐる父島満喫の旅@山崎]
140428オガサワラノスリ@エコカフェ.JPG140428ギンネム@エコカフェ.JPG
 頭上高くにはオガサワラノスリが舞っていました。

 2014.5.8追記


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