恐ろしのドクウツギ

⇒草花教室 2011年06月16日 00:03

ドクウツギ@エコカフェ.JPGつくば植物園で観察した最後のウツギはドクウツギといいます。

ドクウツギ(毒空木、学名:Coriaria japonica A. Gray )はキンポウゲ目ドクウツギ科ドクウツギ属の落葉低木、一属一種で日本固有植物。分布は北海道から本州近畿地方以北に及び、日当たりのよい河川敷や野山の礫地に多く自生。樹高は1mから2mほど、よく分枝し、小枝には4稜があり褐色で葉は2列対生するため羽状複葉にも見え、葉柄は無く、葉身は6cmから8cmほど、楕円形だが先端は尖り、葉の表面は光沢、3主脈が目立つ。
花期は4月から5月頃、花は小さく目立たないが、黄緑色で萼片5枚、花弁5枚、雄蕊10本、雌蕊5本。果実は液果で花弁が包み赤く色づくが、完熟すると紫黒色になる。観察した時には果実が色づきを始めたところのようだった。
全木に猛毒成分のコリアミルチン(Coriamyrtin)、ツチン(tutin)を含むことから、果実などを誤って食すると中枢神経の興奮作用 嘔吐、痙攣、呼吸マヒが引き起こされ、極めて危険である。

トリカブトドクセリとともに日本三大有毒植物とされている。地域によっては方言で「イチロベゴロシ(一郎兵衛殺し)」などの呼名があるというから凄い。これなら子どもたちも間違うことはないだろう。日本では最近の報告事例はないが、ニュージーランドでは蜂蜜汚染が報告されているという。また、ドクウツギの仲間は全世界に10種ほどが隔離分布していることから、白亜紀(約1億4000万年前から葯6500万年前)の起源種がパンゲア大陸、ゴンドワナ大陸などの分裂、大陸移動を経て現在に至ると考えられているようだ。奥が深くて面白いですね!

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posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(1) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
はんぱじゃなさそうですな。
Posted by アリジゴク at 2011年11月21日 01:20
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