国立科学博物館植物研究部

⇒草花教室 2011年06月12日 13:31

標本庫@小山博滋.JPG昨日は筑波研究学園都市にある「国立科学博物館植物研究部」を訪問しました。エコカフェ草花教室・講師の小山博滋先生は筑波移転当時の植物部長をされていました。建物外壁には日本固有種のコウヤマキ(高野槇)のデザインが目立ちます。

小山先生に一般には非公開である標本庫を特別に案内していただきました。標本庫には150万点を超える標本が収蔵され、国内外の研究者に利用されているそうです。標本@エコカフェ.JPG南方熊楠[関連記事⇒]など署名な植物学者のコレクションが多く収蔵されていました。菌類・藻類研究グループ・研究主幹の北山太樹先生から全長20m超になるナガコンブについて説明を受けました。
・変形菌(アメーバの仲間):約5万7千点
・菌類(キノコ、カビなど):約21万点
・地衣類(菌と藻の共生生物群):約15万点
・微小藻類:約4700点
・大型藻類:約3万5千点
・コケ類:約20万点
ナガコンブ@エコカフェ.JPG
・維管束植物(種子植物、シダ植物など):約90万点
標本の中には、科、属、種と下位へ未分類の標本も多くあることから、OB研究者のボランティアにより同定を進めながら下位分類整理を細々と進めているそうです。そのような地道な作業と並行してさらなる活用を図るためにデータベース化も進められているそうです。

日本には基礎研究を支えるための協力の仕組みが時代ととも崩壊してしまったようです。わずかに各地の同好会が頑張ってはいるのですが、若い人たちの参加もなく、絶滅に瀕していると言っても過言ではありません。改めて小学生の頃から地域の自然の素晴らしさを、義務教育の現場において基礎研究の環境整備と結びつけながら取組める枠組み作りが絶対に必要だと考え、この点を強く提言します。今後、生物多様性のホットスポット日本の果たすべき役割は大きくなると痛感いたしました。


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