クマザサ(隈笹)の広がり

ビーグル号の航海日誌 2011年04月30日 09:09

110227_1738~01.jpg今年の2月に高尾山に行った時に撮影したものです。クマザサだと思ったのですが自信がありませんでした。その後、文献等を調べていたのですがやはりクマザサだとの結論に至りました。

クマザサ(隈笹、学名:Sasa veitchii (Carr.))はイネ科ササ属の常緑性の単子葉植物。分布は近畿、中国、九州の山地に自生、全国的に栽培されたものが野生化。原産亜種は京都、背丈は1mから2m近くになり、葉は葉身20cm、幅4、5cmと大ぶりで両面とも無毛。若葉には隈がないが、冬季には枯れて葉縁に隈取りができます。これが名前の由来でもあります。「熊笹」は間違えですよ。
変異も多く、北日本の日本海側を中心として地域的に亜種変種も少なからず存在しているそうです。北海道、本州日本海側、千島、樺太、朝鮮に自生するチシマザサ(千島笹、学名:Sasa kurilensis (Rupr.)Makino et Shibata)、北海道、本州日本海側・九州北部、千島、朝鮮の山地に自生するチマキザサ(粽笹、学名:Sasa palmata(Marliac) Nakai)が知られています。チマキザサはチマキ(粽)作りや料理を盛るときに利用されてきました。

日本海側の雪深い山地において、ブナ林の林床にチシマザサ(ネマガリダケ)群落がよく発達し、コナラ林の林床にはチマキザサ群落がよく発達しており、これらのササが植物生態学上の区分種と考えられているようです。興味深いですね。

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◎明治神宮の森に林縁に広がる植栽されたクマザサ[2012年3月25日撮影:西参道西詰所近く@山崎]
クマザサ@エコカフェ.JPG







◎確立科学博物館附属自然教育園内の路傍の植物コーナーに植栽されているクマザサ[2014年5月4日撮影:自然教育園@山崎]
140504クマザサ@エコカフェ.JPG140504クマザサ@エコカフェ.JPG
 2014.5.10追記






◎南房総の鋸山にJR浜金谷駅から通ずる「安兵衛井戸と沢コース」抜け尾根筋で繁茂するクマザサ[2012年4月7日撮影:第12回自然観察会@山崎]
120407クマザサ@エコカフェ(鋸山).JPGアオキとクマザサ@エコカフェ.JPG
 2014.9.15追記

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