タチツボスミレの不思議

⇒自然観察会 2011年04月06日 22:21

IMGP9770.JPG新宿御苑の大木戸門の近くでタチツボスミレが一輪咲いていました。日本を代表するスミレだそうです。
エコカフェでは低山の自然の四季を楽しむために高尾山に登りますが、今の季節、山中では40種類ほどのスミレを観察することができます。日本のスミレの種類が約60種といいますから驚異的ですね。

タチツボスミレ(立坪菫、学名:Viola grypoceras A. Gray)は、スミレ科スミレ属の多年草で有茎種。分布は北海道、本州、四国、九州、南西諸島、朝鮮半島南部、中国南部に及び、海岸線から標高2000mの山地まで草原や道ばた、林内までよく自生しています。
草丈は20cm、地下茎で越年し、早春にハート形の根出葉を広げ、花茎が葉の間から立ち上がり、先端がややうつむき、3月から5月頃に淡紫色の可憐な花をつける。花はラッパのような形で横向きにつけ、花弁は5枚で左右対称、下側の花弁1枚は大きく、波線模様が何本も入り、奥にラッパ管のような袋状のが発達しています。有茎種であるため、短い地下茎は成長すると、地表に伸びて立ち上がり、節々に托葉をつけ茎を伸ばし、先端に花をつける。タチツボスミレの名前の由来はここにあります。

不思議なことにスミレの仲間の種子には、脂肪酸、アミノ酸、糖からなるエライオソーム (Elaiosome) というアリが好む付着物がついているそうです。アリは種子を巣まで運び、この付着物のみを食べ、種子を巣穴の外に捨てる。こうしてタチツボスミレも分布を少しずつ広げると考えられている。このようなアリによる種子散布はカタクリでも知られています。

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◎新宿御苑内の林下で咲くタチツボスミレ[2013年3月17日撮影:新宿御苑@山崎]タチツボスミレ@エコカフェ.JPGタチツボスミレ@エコカフェ (2).JPG

 2013.4.9追記
タグ:広域種
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