ニワトコ(庭常)は接骨木とも

⇒自然観察会 2011年04月01日 22:30

IMGP5819.JPG今日も穏やかな一日となっています。新宿御苑の日本庭園のエリアにニワトコの花が咲いています。

ニワトコ(庭常、学名:Sambucus racemosa Linn. ssp. sieboldiana (Miq.) Hara)はスイカズラ科ニワトコ属の落葉低木です。分布は本州、四国、九州、奄美大島、朝鮮半島南部で、日当たりのよい山野に自生しています。樹高は3から6mで株立ちします。葉は対生し、2から4対の小葉からなる奇数羽状複葉、小葉の長さは20cmほどで葉縁に細かな鋸歯が発達しています。
IMGP5827.JPG花は両性花で、4月から5月に葉の展開と同時に咲くが、写真のように淡黄白色の多数の小花が散状花序を形成します。花冠は5裂、雄蕊5本、紫色の雌蕊1本が確認できよう。果実は早熟で7月頃までには赤く熟します。葉や茎の成長に伴って捕食者からの防御行動と考えられる花外蜜腺(小葉蜜腺、茎蜜腺、葉軸蜜腺)が出現するそうです。果実や花は、解熱や神経痛などの症状に薬効があり、漢方薬とされています。また、果実酒やジャム、薬草茶として親しまれています。若芽は山菜としても食するそうです。

ニワトコには様々な利用法があり、庭に常に植えられたことから「庭常」というとする説があります。和名のミヤツコギ(宮仕う木)は、古来、神事に用いた木幣をこの木から作ったことに由来するそうです。また、この木を黒ずみにして酢とうどん粉と練り上げたものを骨折患部に貼付け、添え木をして、治療に供したことから「接骨木」ともいうそうです。昔から人びとはこの木を生活に役立ててきたのですね。

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◎しろがねの森で大きく繁茂するニワトコ[2013年5月5日撮影:国立科学博物館附属自然教育園@山崎]130505ニワトコ@エコカフェ.JPG

 2013.5.5追記
タグ:広域種
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