ケヤキ(欅)は繊細で逞しい

ビーグル号の航海日誌 2011年03月28日 16:41

IMGP9587.JPGケヤキについてはこのブログ゙でも何度も登場している。先週末に行った新宿御苑にも大きな大木があった。そこでケヤキについて少し説明したい。

ケヤキ(欅、学名: :Zelkova serrata (Thunb.) Makino)はニレ科ケヤキ属の落葉高木で1属1種。分布は国内では本州から九州まで、海外では朝鮮半島、中国東部、台湾に及ぶ。平地から山地の標高1000m付近まで見られるが、本来は断崖や土壌の薄い急斜面地、渓谷傾斜地などに自生。
樹高は30m、直径は4m以上に成長し、大きな樹冠を形成。樹肌は灰褐色や灰白色で、老木では樹皮が大きく鱗片状に剥離するため、その痕跡の大きな斑模様が美しい。
新たな枝に新たな葉が互生し、葉の展開と同時に葉腋毎に直径2.5mmほどの小さな花をつける。花は虫媒花で雌雄異花、雄花は枝の基部に、雌花は枝の先端部につく。果実は秋に黒く熟すが、枯葉のついた小枝ごと風に吹かれて落下(風散布)するという。
葉は長楕円形で葉縁に先端の尖った鋸歯が目立ち、葉身は3から7cm。新緑に萌える頃の葉は繊細で表面に微毛が生え、盛夏の頃には葉は色濃く無毛でやや硬質化し、秋には美しく黄葉や紅葉する。すっかり落葉した冬枯れの姿は少し寂しいながらも趣がある。また、葉の中には袋状の虫えいができるものもあり、この宿主は「ケヤキヒトスジワタムシ」という虫だそうだ。
材は硬く緻密で、年輪がハッキリとしていて木目が美しいことから、古くからお椀、お盆、家具、道具、建築材として利用されてきた。

病害虫に強いため、街路樹、屋敷林、キャンパス公園の緑化として植樹されることも多い。また、古くから寺社境内に植えられものが、巨木となり御神木として今日までよく保存されているので訪ねてみたいものである。

◎日枝神社境内の鎮守の森を構成する大きなケヤキの樹皮[2011年3月28日撮影:日枝神社@山崎]ケヤキの樹皮@エコカフェ.JPG

 2012.4.1追記






◎養生中のケヤキの大木の芽吹き[2011年4月5日撮影:新宿御苑@阿部]110405ケヤキ大木@エコカフェ.JPG

 2013.3.24追記






◎ケヤキの蕾[記事はこちら⇒

◎浜離宮恩賜庭園に植栽されているケヤキの大木[2013年5月12日撮影:浜離宮庭園@山崎]130512ケヤキ@エコカフェ.jpg

 2013.5.12追記






◎対馬の美津島町地区にある太祝詞神社境内のケヤキの巨樹[2014年11月7日撮影:対馬エコツアー@阿部]
141107太祝詞神社正殿@エコカフェ.JPG141107下島最大のケヤキ@エコカフェ.JPG
 下島で最大のケヤキだそうです。

 2014.11.13追記



◎国立科学博物館附属自然教育園内の森で所々で見られる黄葉するケヤキ[2014年11月30日撮影:自然教育園@山崎]
141130ケヤキ樹皮@エコカフェ.JPG141130ケヤキ黄葉@エコカフェ.JPG 
 林内の明るい場所でケヤキの幼樹も見られます。

 2014.11.30追記



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