ヘビノネゴザ(蛇の寝御座)の謎

ビーグル号の航海日誌 2011年03月06日 23:31

ヘビノネゴザ@エコカフェ.JPG明治神宮外苑は洋風庭園とされるが、神宮球場や国立競技場があるほか、神宮の杜とも呼ばれるように銀杏並木ケヤキスダジイタブノキ、カシノキなどが多く残されています。
この地には、明治19年に陸軍の訓練場として青山練兵場が開設され、日清戦争、日露戦争の観兵式が行われ、多くの兵隊が戦地に旅立った地でもあるです。二代目の「御観兵榎(ごかんぺいえのき)」がある場所に案内看板があるのでそれと知ることができます。
この榎の近くで1月にシダ植物の一部を撮影したのですが、名前が分からないまま忘れていました。調べる機会がありソーラスの形からヘビノネゴザではと判断します。

ヘビノネゴザ(蛇の寝御座、学名:Athyrium yokoscense (Franch. et Savat.) Christ)はイワデンダ科メシダ属の常緑性シダ植物。分布は北海道から九州、国外では朝鮮半島や中国まで、山地の岩上から林床まで幅広く自生。寒さには弱いようで場所によっては冬枯れするようだ。葉は2回羽状で深裂か複生、葉身は最大で40pほどになり、下部の羽片はやや短く、中部の羽片は被針形で長鋭尖頭で長さ7から12p。小羽片は長楕円形で片縁に鋸歯がある。葉質は草質で浅緑色。
別名にカナヤマシダ(金山羊歯)とも呼ばれるように、鉱床の指標植物でもあり、鉱山周辺や重金属のある地域でもよく見られるという。近年、重金属による土壌汚染の指標としても利用されているという。根の細胞壁に銅と鉛、亜鉛を、細胞液中にも亜鉛を、葉身にカドミウムを集積する性質があり、その集積率は取り込んだ重金属の80%にも及ぶという。何故に。

食物連鎖の上位にいる野生の猛禽類や歯鯨類などにおいて、重金属の体内蓄積による中毒発症事例が報告されることもあるが、ヘビノネゴザをもっぱら食する動物がいて、食物連鎖により影響があるとの報告はないようだ。

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江ノ島の江島神社境内内の林下でみたヘビノネゴザ[2012年11月17日撮影:第14回自然観察会@山崎]
121117江ノ島神社境内@エコカフェ.JPG121117ヘビノネゴザ胞子のう群@エコカフェ.JPG
 2014.9.29追記
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