ヤブソテツ(藪蘇鉄)

ビーグル号の航海日誌 2011年01月23日 09:30

ヤブソテツ@エコカフェ.JPG神宮外苑前の雑木林の林床は乾燥していますが、ヤブソテツも点在しています。乾燥しているのは土壌が固いことと、清掃が行き届いているのが原因の一つではないでしょうか。

ヤブソテツ(藪蘇鉄、学名:Cyrtomium fortunei var. fortunei J. Sm.))はシダ植物門オシダ科ヤブソテツ属の常緑のシダ植物。分布は本州、四国、九州と中国、低地から山地までの林床や林縁に自生。葉は1回羽状複葉、葉身は最長で100pほどになり、側羽片(小葉)はで10から25対つくが、葉の先端まで側羽片の大きさがほぼ同じなのがこの仲間の特徴。ヤブソテツ葉裏面@エコカフェ.JPG本種では側羽片は光沢のない緑色で、辺縁が波状で先端が外側に曲がり鋸歯がつき、基部に耳垂が目立つことはない。また、葉柄基部に長楕円状披針形の暗褐色の鱗片がつくことと、ソーラス(胞子嚢群)は円形で側羽片裏面全体に散在し、包膜は灰白色となる。


ヤブソテツ属は日本からヒマラヤにかけて分布し、ヤブソテツのほかに海岸近くに自生するオニヤブソテツナガバヤブソテツ、ヒロハヤブソテツ、ヤマヤブソテツ、ホソバヤマヤブソテツ、ミヤコヤブソテツ、イズヤブソテツなど十数種が知られ、さらに地域的な変種も多いとされ、見分けるのは難しいようです。


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◎関八州見晴台から下山途中の林下のヤブソテツ[2011年2月6日撮影:高山不動尊近く@山崎]
110226ヤブソテツ@エコカフェ(高山不動尊).JPG








◎神奈川県の大山麓の茶屋街近くで見た雨に濡れるヤブソテツ[2012年6月16日撮影:第13回自然観察会@山崎]120616ヤブソテツのソーラス@エコカフェ.JPG120616ヤブソテツ@エコカフェ.JPG

 2012.6.17追記






◎佐渡島の片野集落の裏手の山地斜面で見たヤブソテツ[2012年8月4日撮影:佐渡島エコツアー@阿部]120804ヤブソテツ@エコカフェ(佐渡島).JPG

 裏手山地はかつては里山であったのであろう。今は放棄され竹藪が鬱蒼としていて分け入ることはできませんでした。ここには片野尾八十八カ所霊場があります。葉表に光沢のあることから、別種のテリハヤブソテツ(照葉藪蘇鉄、学名:Cyrtomium laetevirens (Hiyama) Nakaike)とすべきかもしれません。

 2012.8.14追記

◎日比谷公園のタブノキ近くの林下で見たヤブソテツ[2013年4月4日撮影:日比谷公園@青山]130404ヤブソテツ@エコカフェ.JPG1303404ヤブソテツ新芽@エコカフェ.JPG

 2013.4.9追記






◎真鶴半島の先端部に位置する魚付保安林の林内遊歩道脇で見かけたヤブソテツ[2014年5月31日撮影:第20回自然観察会@山崎]
140531ヤブソテツ@エコカフェ.JPG140531ヤブソテツ@エコカフェ.JPG
 2014.9.6追記
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