ハチジョウススキ(八丈芒)

ビーグル号の航海日誌 2011年01月11日 03:34

IMGP9766.JPG植物には「ハチジョウ〇〇」や「シチトウ〇〇」、「オオシマ〇〇」と伊豆諸島を連想する名前の付くものが少なからずある。ハチジョウイボタ、ハチジョウシダ、シチトウタラノメ、オオシマハイネズなど。これらが伊豆諸島に固有だったり、固有亜種だったりするのかと言えば、必ずしもそうでない。そこで比較的よく見られたり、最初の発見、命名をした学者がそうしたから、などの場合があるらしい。ここでは昨年11月に「植林活動in三宅島」の際に撮影したハチジョウススキを紹介しよう。

IMGP9761.JPGハチジョウススキ(八丈薄、学名:Miscanthus condensatus Hack.)はイネ科ススキ属の多年草。分布は伊豆諸島、関東以西の本州、四国、九州、南西諸島、台湾、フィリピンに及び、海岸近くの岩礫地に自生。茎が太く、葉の幅が広く、表面はやや白っぽく、ざらつきが少ないという。ススキより穂の数が多いため、穂全体が大きく太く見える。また、ハチジョウイタドリオオバヤシャブシのように菌根菌などの共生微生物を伴うので噴火によるスコリア堆積地や溶岩原などの不毛の土地にいち早く進出してくる植物でもある。三宅島では植林地をはじめ至るところで群生しているのを見ることができた。

小笠原諸島でもハチジョウススキを見かけるが、移入種・外来種として扱われています。小笠原諸島にはハチジョウススキより背丈が低く、葉縁も鞘部が無毛で冬季でも枯れない小笠原固有種のオガサワラススキが海岸から山腹にまで自生していますよ。

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◎真鶴半島先端にある魚付き保安林の断崖下海岸線に近い遊歩道脇にしばしば群生するハチジョウススキ[2014年5月31日撮影:第20回自然観察会@阿部]
140531海岸沿いの遊歩道@エコカフェ.JPG140531ハチジョウススキ@エコカフェ.JPG
 ラセイタソウも写っています。

 2014.6.1追記
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