ヤツデの放房花序を

ビーグル号の航海日誌 2011年01月10日 17:41

ヤツデの円錐花序.JPG日溜りの雑木林は落葉で林床も明るい。ヤツデ(八つ手)の花が咲いていたので写真をパチリ。ヤツデの小花が咲き始めたのは11月下旬であった。ひとつの円錐花序にたくさんの小花の集まり(放房花序) (写真上)がぼんぼりの様に付いている。

咲き始めのぼんぼり(放房花序)の小花は雄しべをのみの雄花期の後、雄しべを落とし雌しべを伸ばす。最後のぼんぼりは雄花(写真下)で一生を終えるそうです。雌花に転嫁しても意味がありませんからね。ヤツデの雄花.JPGこれは自家受粉による遺伝劣化を避ける作戦と考えられている。ビワ(枇杷)は昆虫の受粉媒介がないときに備えて自家受粉するという最終手段を残している。

このように植物の種の保存戦略には季節、環境によって多様な手法を取っているのが興味深いところである。原始的特徴を残しているとされるのがクスノキハスノハギリノヤシ。雄花と両性花からなるトチノキ。株自体が雄株から雌株に性転換するテンナンショウの仲間。小笠原諸島のように分布面積の狭い島嶼では雌雄異株の植物が多くなるなど、自然界には不思議が一杯あります。

今年もエコカフェ草花教室ではそんな不思議を学びますので、皆様の参加を待ています!

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