乳房山山頂からの絶景

ビーグル号の航海日誌 2010年12月22日 12:36

IMGP9166.JPG今日は冬至、一年で一番日中の時間が短いとされます。明日からは日一日、光のエネルギーが増すことになります。生命の再生へのエネルギーでもあるようです。

さて、今年、9月に「母島植生回復ツアー」を実施したときに、乳房山頂上から撮った一枚です。眼下に広がる亜熱帯の森です。グリーンの色調が美しい森です。ところどころ淡いグリーンのノヤシの大きな葉が破れ傘を畳んだようにのびのびとしているのが見えます。マルハチの掌状に広がった葉も見られます。海からの爽やかな風が吹きあがります。ノヤシ(野椰子、学名:Clinostigma savoryanum (Rehder et E.H.Wilson) H.E.Moore et Fosberg)は単子葉植物ヤシ科ノヤシ属に分類される木本で小笠原の固有種。分布は小笠原の父島列島と母島列島、山地の林内や谷間の土壌の深いところに自生。樹高が10mを超えることから、森の中にあってもとっても目立ちます。小笠原の島の人たちは、先住のセーボレーにちなんで「セーボレーヤシ」と呼んでいます。木化した茎の先端部に緑色の葉鞘があり、鞘の先から輪生状の葉を大きく広げ陽光を求めます。5月から6月頃に葉鞘の下部に花がつき、基部に苞があり、穂状花序の伸ばし、白色の小花をたくさんつけま、甘いにおいがします。果実はオガサワラオオコウモリの好物のようです。

ノヤシはいったいどこから来たのでしょうか。小笠原の植物のルーツは日本本土系、東南アジア系、ミクロネシア系、ハワイ・ポリネシア系に分けられるそうです。ノヤシはシロテツやムニンビャクダン、ムニンフトモモ、シマザクラと同じようにハワイ・ポリネシア系と考えられているそうです。大昔、先祖に当たる椰子の実が太平洋をぷかぷか波に乗って、たまたま小笠原の海岸に漂着し、芽生える。子孫を紡ぎながら、内陸に入り、山を登りながら独自に進化してきたのです。なんだか途方もない夢が広がりますね。それにしても美しい母島の森です。

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◎母島乳房山山頂から東側のボニンブルーを抱えた大崩湾を眺望[2010年9月9日撮影:第3回エコロジー・カフェの母島の自然を守る旅@阿部]100909東崎と大崩湾@エコカフェ.JPG100909石門方面@エコカフェ.JPG

 遠訣閧ニ大崩湾
 石門と石門崎

 2012.10.8追記



◎乳房山山頂から南側の沖港の先に広がる南崎から海に伸びる、鰹鳥島、丸島、二子島、平島、その奥に姉島、向島[2010年9月9日撮影:第3回エコロジー・カフェの母島の自然を守る旅@阿部]100909平島と姉島と向島@エコカフェ.JPG100909鰹鳥島と丸島と二子島と平島と姉島@エコカフェ.JPG

 鴛ス島、その奥に姉島、向島
 鰹鳥島、丸島、二子島、平島、その奥に姉島

 2012.10.8追記


◎母島山頂下から南側の南崎方面を眺望した景観と父島に向かう母島丸[2010年9月10日撮影:第3回エコロジー・カフェの母島の自然を守る旅@松崎哲哉]100909沖港を出港する母島丸@エコカフェ.JPG100909姪島と妹島と姉島と向島@エコカフェ.JPG

 演ォ港を出航し大崩湾を進む母島丸
 姪島、姉島、南崎に続く諸島、その奥に妹島、向島

 2012.10.8追記
タグ:小笠原 母島
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