神が宿る神木、迷子椎はスダジイ

⇒森林づくり+α 2010年12月05日 01:15

IMGP9850.JPG三宅島大路池の南側周辺には照葉樹林の森が広がっている。森の中心部にひときわ大きなシイノキ(スダジイとも)の巨木がある。人びとはこの巨木を噴火を司る神が宿る木「やどり木」と呼んで大切にしてきたという。

スダジイ(学名:Castanopsis sieboldii)はブナ科シイ属の常緑高木で照葉樹林の代表格。対潮性があり丈夫なため大木となり、しばしば照葉樹林の極相林林冠を形成。この巨木も樹齢600年とも推定され、島に起こる度重なる噴火に耐え、人びとの暮らしを見守ってきたと言えよう。噴火が起こるたびに、人びとは噴火の神の怒りを押えようと「やどり木」に鎮魂の祈りを捧げてきたのではないだろうか。

この巨木は深い森に迷い込んだ時に助かる目印とされてきたため「迷子椎」とも呼ばれ、村人から親しまれてきた一面もあるようだ。恐ろしい噴火の神様は迷子になった村人を助ける神でもあったのである。人びとにとって神様とは厳しくも優しい存在、優しくも厳しい存在なのであろう。

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