択捉島のユニークな針葉樹の森

ビーグル号の航海日誌 2010年11月09日 23:30

P9110062.JPG択捉島は「千島列島最大の島。江戸時代から知られ、安政元(1854)年日露和親条約により日本領。第二次大戦後、ソ連(のちロシア連邦)の占領下にある」(三省堂大辞林)である。千島列島の東南方には千島海溝が走っており太平洋プレートが北米プレートの下に沈み込んでいる。そのため千島列島には多くの活火山が分布している。

択捉島の形成は新第三紀(約2500万年前から約250万年前まで)から第四紀(約250万年前から現在まで)までの断続する火山活動によるもので、山地や浸食による起伏、沖積面、海岸段丘からなる。散布山(写真)や指臼山は溶岩流などの複成火山地形が良く保存され、紗那から内岡にかけての海岸段丘、内陸側には標高100m 前後の沖積平地が発達している。P9110076.JPG

択捉島は面積の約80%を森林が覆い、北部はダケカンバを主とした矮小低木林、中部はグイマツとトドマツの林、湿地や海岸台地にはグイマツ純林、南部はエゾマツとトドマツの林が発達しているという。グイマツ(学名:Larix gmelinii)はマツ科カラマツ属の落葉性針葉樹であって、最も北限に分布する樹木。氷河期からの生き残りで、色丹島、択捉島、樺太、カムチャッカ半島、オホーツク沿岸に分布。極寒の風衝地ではハイマツのように地を這う姿となるそうだ。

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posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(1) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
2007年から始まったクリル諸島発展計画で島の様子はずい分と変わっているといいます。空港や病院などのインフラがどんどん整備されているそうです。
Posted by カモメ at 2013年04月26日 22:59
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