夕暮れに舞うヤエヤマオオコウモリ

⇒エコツアー 2010年10月17日 22:30

101011TLV}IIRE.JPG11日夕刻、宮古島市熱帯植物園にオオコウモリの観察に出掛けた。先行隊の村上さんと阿部さんはすでにねぐらから餌場に向かって飛び立つオオコウモリを目撃していた。歓声が上がる方向へ急ぐ。

午後6時、リュウキュウマツ、タブノキなどの照葉樹の深い森の奥から餌場に飛び立つ数頭の姿を観察することができ、写真とビデオに記録することができた。村上さんによると夜行性ですが夕方だけでなく、午前中にも見かけることがあるそうだ。開帳80pと中型だが音もなく舞う姿には迫力があった。ラッキー!感謝!感謝!

日本には二種類のオオコウモリが棲息している。前にこのブログでふれた小笠原諸島のオガサワラオオコウモリ(小笠原大蝙蝠、学名:Pteropus pselaphon)と鹿児島県口永良部島以南の琉球列島のクビワオオコウモリ(首輪大蝙蝠、学名:Pteropus dasymallus)である。いずれも哺乳綱コウモリ目(翼手目)オオコウモリ科オオコウモリ属に分類。クビワオオコウモリは白っぽい首輪模様が入り、その模様の特徴などから以下のように4つの亜種に分類される。
・エラブオオコウモリ(P.d.dasymallus):口永良部島とトカラ列島の中之島、平島、悪石島、宝島
・ダイトウオオコウモリ(P.d.daitoensis):北大東島、南大東島
・オリイオオコウモリ(P.d.inopinatus):沖縄本島とその周辺の島嶼
・ヤエヤマオオコウモリ(P.d.yayeyamae):宮古列島、八重山列島のほとんどの島

口永良部島のオオコウモリは世界中のオオコウモリの北限であるという。ダイトウオオコウモリとエラブオオコウモリは環境省レッドリストで絶滅危惧種T類に、オリイオオコウモリとヤエヤマオオコウモリは沖縄県が独自に準絶滅危惧種に掲載。ダイトウオオコウモリとオガサワラオオコウモリは種の保存法により国内希少種に指定され、保護区の設定や保護増殖事業計画による保護が期待されている。モニタリングのためいつか南北大東にも行くことになるのかあ。

かつては沖縄本島にオキナワオオコウモリ(P.lochoensis)がいたとされるが、1870年に新種として発表された以降捕獲がなく絶滅と判断。イギリスの大英博物館に標本が2頭あるのみで不明なことも多く、マリアナオオコウモリ(学名:Pteropus mariannus)の亜種とする説もある。絶滅したものは元に戻すことはできないのですよね!

関連記事(オガサワラオオコウモリを)⇒
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