オオバナセンダングサ(大花栴檀草)の猛威は

⇒森林づくり+α 2010年09月13日 23:15

100910@@[RRr.JPG今回の母島での植生回復事業は乳房山(標高:462.6m)山頂直下の南東斜面の登山道脇のオオバナセンダングサ(アワユキセンダングサとも)の駆除作業に挑戦した。
指導は一昨年もお世話になった茂木さん。一行は海抜0mからの登山であって、直射日光が届かない森林の中とはいえ汗だくの行程だった。
60Lのゴミ袋10袋が見る見るうちに一杯となり、衣服に付いた種子をしっかり落とし、作業終了となった。よいことをした後は暑く辛くともどことなく充足感と爽快感が味わえるものである。感謝。

P1190039.JPGオオバナセンダングサ(大花栴檀草、学名:Bidens pilosa var. bisetosa Ohtani et S.Suzuki)はキク科センダン属の一年草でコセンダングサ(小栴檀草)の変種。花の径約3pと大きい。熱帯アメリカが原産であるが、古くから環太平洋地域に移入し、今では世界中の熱帯・亜熱帯地域で見られるという。小笠原は1877年西洋から日本に養蜂を移入した発祥の地であるが、セイヨウミツバチと同時に蜜を取るためにオオバナセンダングサなどの外来植物も移入したのだという。
この植物の勢力拡大の秘訣は、種子が棘と鉤を持っている構造(ひっつき虫)をしているため動物や衣服にひっついて遠くまで散布してもらえることにある。従って、乳房山の登山道脇の日当たりのよい場所では人による種子散布が繰り返されるため猛威を奮ってしまうのである。

そこで、この外来植物を駆除したいのならば、登山道を一方通行にし、その起点から順に花が完全に咲く前に刈り取ってしまう方法を採用されることを提案したいと思う。

関連記事(第3回エコロジー・カフェの母島の自然を守る旅)⇒

◎西表島川平湾の砂浜近くで繁茂する見た外来種オオバナセンダングサ[2010年8月13日撮影]
100813オオバナセンダングサ@エコカフェ(川平湾).JPG 








◎宮古島東平安名崎で見たオオバナセンダングサの花[2010年10月10日撮影:宮古島世古ツアー@山崎]オオバナセンダングサ@エコカフェ(宮古島).JPGオオバナセンダングサ花@エコカフェ(宮古島).JPG

 2012.4.17追記






◎沖縄本島の東方に位置する神聖な久高島の海岸林林縁に進出するアワユキセンダングサ(泡雪栴檀草)[2012年7月22日撮影:沖縄視察@阿部]120722オオバナセンダングサとクロマダラソテツシジミ@エコカフェ.JPG

 葉は奇数羽状複葉で小葉は5枚が基本でタチアワユキセンダングサ、小葉が3枚で這うものをハイアワユクセンダングサとし別種と紹介する図鑑もあります。久高島では生息環境が厳しいためか多くはありません。

 2012.11.22追記

◎奄美大島の断崖上部の海岸道路脇に群生するオオバナセンダングサ[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]130411オオバナセンダングサ@エコカフェ奄美大島エコツアー_43_s.jpg
 
 オオバナセンダングサの痩果の冠毛が2本の棘状になっていることから動物散布に向いています。いわゆる「ひっつき虫」と呼ばれます。ちなみにシロノセンダングサの花期は9月から12月、棘は3、4本、見分けのポイントです。

 2013.5.25追記
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