アシウスギ(芦生杉)の生命力

⇒寺子屋/学びツアー 2010年07月25日 04:52

080725Ju 039.jpg芦生の森は屈指の豪雪地帯に位置する。(参照「芦生の森の気候条件」⇒)
全面積(4200ha)の約半分は原生林を含む天然林であって、片波川源流域赤崎中尾根一帯にはアシウスギ (芦生杉) の推定樹齢800年以上の巨樹が何本もあるという。巨樹の森に遭遇すると圧倒するパワーに人間の小ささを感じずにはいられないだろう。特に、新緑に萌える時期は生命エネルギーに満ち満ちているのを全身で感じることができよう。

この地域の巨樹は豪雪のため複雑な樹形をしており、「伏状台杉」と呼ばれるが、「縄文杉(幹回り16.4m)」で有名な屋久杉と同じように「平安杉(幹回り15.2m)」「大主杉」「扁平杉」「大櫓杉」「雷杉」などの愛称があって、親しみがあって面白ではないか。
尾根杉に多いアシウスギであるが、地衣類蘚苔類着生植物を伴い、ツルアジサイ、カエデ類などのほか、ナツエビネ、ホテイシダ、カラクサシダ、ツルシュスランなど貴重な植物も観られるという。
IMG_8946.JPG京都大学フィールド科学教育研究センターが芦生の森を研究林として次世代に繋いでいけるようエコカフェとしても智恵をだし協力させていただくこととしている[芦生公開講座(7/31・8/1)のご案内⇒]

アシウスギ(芦生杉:学名:Cryptomeria japonica var. radicans Nakai)は、日本固有種であるスギの変種日本海側の豪雪地帯に分布し、ウラスギ(裏杉)とも呼ばれ、成長は遅く、幹が柔軟なため雪圧で折れずに湾曲したまま成長したり、地面に押しつけられた枝からは発芽し、新たな株として成長したりすることができる。また、針葉は短くて内側に曲がっていることから降雪が付着しにくくなっているという。

@第5回エコの寺子屋in芦生研究林     関連記事(富士山五合目のダケカンバ)⇒

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◎京都大学フィールド科学教育研究センター附属芦生研究林内の由良川源流域でみたアシウスギ[2010年5月29日撮影:第5回エコの寺子屋@山崎]
100529逞しいアシウスギ@エコカフェ.JPG100529アシウスギ@エコカフェ.JPG
 2014.10.14追記






◎京都大学芦生研究林内標本室に展示・解説しているアシウスギ[2008年7月27日撮影:芦生公開講座2008@阿部]
080725アシウスギ根曲がり@エコカフェ(芦生公開講座).jpg080725アシウスギ説明番@エコカフェ(芦生公開講座).jpg
 根曲がり天然スギです。

 年輪が緻密な理由は?

 2014.11.3追記080725アシウスギ解説@エコカフェ(芦生公開講座) 134.jpg080725アシウスギ@エコカフェ(芦生公開講座) 135.jpg


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