アカマツ林の憂鬱

⇒草花教室 2010年06月06日 10:41

IMGP8043.JPG赤城自然園の四季の森の深い所に「アカマツ広場」がある。林内におかれたベンチではご年配のご婦人がたがのんびりと休憩をしている。

以前来た時には気づかなかったのだが小山先生がアカマツの枝先が枯れていて元気がないねと。どうもどの樹も松くい虫、正体はマツノザイセンチュウ(松材線虫)という病原体であるが、やられてしまっているようだ。早急な手当が必要だ。
アカマツ(赤松、学名:Pinus densiflora Sieb. et Zucc)はマツ科マツ属の寒冷に強い常緑針葉樹。分布は本州、四国、九州、朝鮮半島から中国東北部。陽樹菌根菌を伴うことから痩せ地に強いため植生遷移先駆植物とされるそうだ。クロマツが海岸の防砂林として植林されたように、尾根筋など内陸の乾燥地に植林されてきた。
近年、松枯れが問題になっているのは、小山先生によるとマツ林が放置されたため低木層などに様々な陰樹が侵入し、それに伴い昆虫も侵入しやすくなった。末材線虫はマツノマダラカミキリ(松斑髪切り虫)が運ぶためその病気被害が流行・伝搬している原因であるという。なるほど。

ここのアカマツ林には幼樹がまったく見られないことから手当なく枯れ死した後は人が手を入れない限り自然の植生遷移が進むことになろう。しかし、ここのアカマツ林の行く末は人の智恵によっているようだ。

@第39回草花教室    関連記事(森林回復・遷移は)⇒
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◎神代植物園で見たアカマツ林[2012年10月13日撮影:神代植物園@阿部]121013アカマツ林@エコカフェ(神代植物園).JPG

 2012.10.17追記






◎少しピンボケのアカマツの雄花[2012年5月4日撮影:小石川植物園@山崎]120504アカマツ雄花@エコカフェ.JPG

 2013.2.22追記






◎奥秩父山塊の東南の端に位置する棒ノ峰(標高969m)から伸びる稜線上で見た大きなアカマツ[2013年7月20日撮影:棒ノ折山@山崎]130720アカマツ@エコカフェ.JPG

 稜線で数本の大きな株を確認することができました。

 2013.7.22追記




◎岩殿山の尾根筋でみたアカマツ[2013年12月7日撮影:第18回自然観察会@阿部]131207アカマツ@エコカフェ(岩殿山).JPG

 多くのアカマツはマツノザイセンチュウの犠牲で立ち枯れや枯れて倒木していました。

 2013.12.7追記
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