最後はシロトベラ(白扉、白海桐)

⇒エコツアー 2010年05月17日 12:30

080101}ij 115.jpg小笠原固有種のトベラ科トベラ属は4種に種分化していることはよく知られている。先に紹介したコバノトベラオオミトベラハハジマトベラに加えシロトベラである。これらの種は形体差が比較的大きいものの遺伝的差異が小さい特徴があり、生育場所を棲み分けていることが確認できるのが面白い。
シロトベラ(白扉、白海桐、学名:Pittosporum boninense Koidzumi)はトベラ科トベラ属の常緑小高木。分布は父島、兄島、弟島、母島で、乾性小高木で山地の林縁や明るい林内に自生し、個体数も多いとされる。樹高は3、4mほど。しかし、現実にはクマネズミによる結実種子の食害が問題になっているそうだ。樹皮が白く、葉は全縁がオオミトベラ同様波打つが花茎が短いことなどが特徴である。

これらの種分化は小笠原諸島の形成史が起因している。4800万年前と3300万年前の太平洋プレートのフィリピン海プレートへの沈み込みに伴う海底火山噴火が父島列島と母島列島の形成起源であって、その後陸地化と浸食・沈降を繰り返し、数百万年前に陸地を点在させたと想定されている。トベラ属の種内分化はDNA鑑定により16万年前に起きたとの研究報告があるこの分野の研究が進むことで大洋島である小笠原諸島における植物等の適応放散による種分化の真実が明らかにされることで生命の不思議の一端が解き明かされることを期待したい! 

[小笠原エコツアー報告書]⇒

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◎小石川植物園で保護栽培されているシロトベラの花[2012年5月4日撮影:温室@山崎]シロトベラ@エコカフェ.JPG

 花期は4月頃で枝先に集散花序をだし、乳白色の花を複数咲かせます。花は花冠が5深裂し反り返り、時間とともに乳白色から黄色に変化するそうです。

 2012.5.6追記


◎夢の島熱帯植物館で保護展示されているシロトベラ[2012年2月11日撮影:第49回草花教室@山崎]120211シロトベラ看板@エコカフェ .JPG120211シロトベラ@エコカフェ.JPG

 2013.1.3追記
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