早春を告げる樹木、コブシとシデコブシは

ビーグル号の航海日誌 2010年03月28日 23:01

春は里から奥山に向い、また南から北へ一喜一憂しながら進みます。
冬枯れの森に早春を告げる樹木は白い花をつけるモクレンの仲間。ここではコブシとシデコブシを紹介します。

IMGP7222.JPGコブシ(辛夷、学名:Magnolia kobus)もモクレン科モクレン属の落葉高木で、北海道、本州、九州の適湿な山野ほか済州島に分布。樹高約18m。中国で「辛夷」はシモクレンのことだそうで、昔の勘違いが今に続いているらしいです。
冬芽は一面毛に覆われた厚い鱗片に包まれ、花芽のほうは膨らみが大きい。花弁は6枚で中心部分は赤味を帯び、顎片は3枚で小さく花弁と似て、顎片の直下に若葉が一葉つく。雄しべは糸状に多数あって雌しべ群の根元につき、果実は袋果で拳状の奇妙な形となります。

IMGP7228.JPGIMGP7229.JPGシデコブシ(幣辛夷、学名:Magnolia stellata)はコブシに似るが東海地方の一部の湿地や渓流沿いに分布。日本固有種で野生種は絶準滅危惧(NT)に指定。花弁は9枚から多いもので20枚以上もあり変化に富む。分布が限定しているのはコブシに似た尾根筋など山地に分布するタムシバとコブシの交雑が可能な環境であったことが起因していると考えられているそうだ。ちなみにタムシバも花弁6枚、顎片3枚だが顎片下に一葉がありません。写真では花弁の枚数のほか違いが分かりづらいですね。

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◎小石川植物園で見たコブシの巨樹[2012年9月22日撮影:小石川植物園@山崎]120922コブシ樹皮@エコカフェ.JPG120922コブシ@エコカフェ.JPG

 半端ではない大きさですよ。

 2012.10.20追記
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(1) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
まだまだ寒い日が続きます。
マンサクやコブシの花は里山に早春の到来と告げてくれますよね。
入学式にはサクラは早いですしね。
Posted by 山男 at 2010年03月29日 06:56
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