ウヤガン(先祖祭)は

ビーグル号の航海日誌 2010年02月13日 13:54

IMG_8098.JPG宮古島の離島である大神島では、伝統祭祀「ウヤガン(先祖祭)」が守られているという。祭事の時は島全体が聖域となり「神の島」になる。このため島外の人は入島させないという。
6月から10月まで80歳以上のおばあが山に籠り生き神様になるそうだ。神様だから食事もとらないという。秘祭のためそれ以上の詳細はおじい島尻さんにも一切知らされていない。
遠見台には島尻さんが陳情してかなった展望台が整備されている。あと10年はもつという。
神聖な「御嶽(ウタキ)」の場所を教えてくださった。ウタキには男は年に1回、地区会長を決めるために入るという。静かだった。海からの力強い風が抜けてゆく。

IMG_8114.JPGこの御嶽信仰は「生命が自然界と人間界を循環している」といった輪廻転生思想に近く、私たち祖先の共通の古い価値観であった。同じようなアイヌの精神世界はその生活からは消えてしまっている。明治維新の神仏分離令により御嶽には鳥居が付けられたが、秘祭ゆえに守られてきたのだろうか。いずれにしてもそれが生活の中にあるということがショックであった。古くて新しいもの私たちが過去のものと忘れてしまったものが生きているのである。
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