冬至と柚子湯と南瓜と

ビーグル号の航海日誌 2009年12月26日 23:47

12250001.jpg今年の冬至は12月22日、エコカフェ忘年交流会の日であった。冬至に何で柚子湯に入ったり南瓜を食べるのか問われた。少し調べてみたのでそれを書こう。

冬至は昼間が一年で最も短い日である。この日は太陽の力が最も衰退し、この日を境に翌日から畳の目ほどに太陽は光を増す。木々は枯れ、熊は冬眠し、自然界は静まり返る。人びともエネルギーが下がり、災厄に掛りやすくなると信じられた。日本人はこの日を特別の日としてきたようだ。この日の朝に「復活」を祈願し、日の出を拝む神社も多いようだ。ゆず湯に入り、カボチャ(南瓜)を食べることで、俗に風邪をひかないと言われている。ゆずもカボチャもその色合いから太陽に見立てられ復活の象徴とすることができるのが面白い。この日を境に、太陽はゆっくり復活し、やがて春風が芽ぶきを運ぶ。

江戸時代に入り、銭湯が庶民に普及し、「冬至」と「湯治」を重ね合わせて、ゆず湯に入る風習ができたものだろう。その芳香は邪気を払うとされる。柚子は中国原産のミカン科の常緑小高木で、多くの精油成分を含み、今日、日本各地で栽培されている。ピネン、シトラール、リモネンなどは新陳代謝を活性化させ、全身の血行を促進させることから冷え症や風邪に効果がある。ノミリンには鎮痛作用などがあり、ビタミンCやリモネンには保湿効果がある。芳香にはアロマセラピー効果もある。なるほど、昔の人は偉い!

また、カボチャ(南瓜)はウリ科カボチャ属の緑黄色野菜で、16世紀中頃にポルトガル船によりカンボジアから移入、名前の由来もそこにある。こちらは、江戸時代中期頃から野菜の不足する冬場のビタミン補給する意味合いもあり、冬至にカボチャを食べる風習ができたとされる。カボチャに含まれるカロチンは体内でビタミンAに変わり、感染症などの抵抗力を促進するとされる。ほんとうに、昔の人は凄い!

自然の中で多くの生き物たちとともに生きてきた人びとは太陽の恵みに感謝し、自然のエネルギーの変化を自然に理解してきたのだろう。今日の私たちも何と学ぶべきことが多いことか。

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(2) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
ユズもミカン科ミカン属の仲間。揚子江上流域が原産で、日本には奈良時代には入っていたとの説があるという。どなたか詳しいことをお知りでしょうか。
Posted by 事務局 at 2010年02月07日 13:40
このところ風邪ひきさんが多いですね。
柚子湯に入り柚子の砂糖漬けなど食べて元気を取り戻したいですね。

皆さまも無理は禁物です!!
Posted by トノサマガエル at 2010年12月22日 08:58
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