二体のお地蔵さまに

ビーグル号の航海日誌 2009年12月13日 23:42

DSC00185.JPG苔むした庭園に目をやると。
そこには二体のお地蔵さまが苔のお蒲団をまとい寄り添っている。そのお姿に心ひかれ、心洗われる。内面の美しさが静かに溢れている。「仲良きことは美しきかな」とは作家武者小路実篤氏の言葉でもあるが。

ここは京都大原にある三千院(三千院門跡)の庭園である。
三千院と言えば、青蓮院、妙法院とともに天台宗三門跡寺院のひとつで、創建は延暦年間(782年から806年)と最も古い。061105_0826~0001.jpg開基は最澄、別称に梶井門跡といい、本尊は薬師如来である。当初は比叡山内にあり、最終的に1871(明治4)年、現在の地に移転し、極楽院往生極楽院、写真参照)を取り込んだ。
往生極楽院阿弥陀堂は平安末期(12世紀)の創建で、内部は舟形天井をし、阿弥陀三尊坐像(阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩)を包むように安置している。両脇時とも和式正座から腰を幾分浮かしたポーズで、いつでも西方極楽浄土から舟に乗って亡くなった人を迎えに来る態勢でいらっしゃる。

お地蔵さまも阿弥陀三尊像も当時の人びとの深い信仰を今日に感じさせてやまない。

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