ガマズミ(莢迷)も生活の中に

ビーグル号の航海日誌 2009年11月11日 23:11

小雨の中、参道のガマズミ(莢迷)の実が真っ赤に熟していた。
この木はスイカズラ科ガマズミ属の落葉低木で、北海道南部から種子島まで山野によく分布する。
実はクエン酸を含むため甘酸っぱい味がし、健医効能などがあり、果実酒として利用されてきたし、枝は弾力があり折れにくいため、薪などを縛る縄代わりに使われたそうだ。昔の人は自然をいろいろと利用する千里眼を持っていたようだ。
名前の由来は、中国名「莢(ジャミ)」が「ガマ」に変化し「酸実(ズミ)」と合成した、また、幹を鍬の「鎌(カマ)」に、実を染料に用いたことから、カマゾメとなり転訛したなど諸説がある。しかし、私たちの生活に活かされた生活木であるため、綯麻(ねそ)など方言も多いようだ。11110001.jpg

学名:Viburnum dilatatum
原産地:日本、中国、朝鮮半島
花期:5〜6月
樹高:2〜4m
特徴:
@ 花は枝の先端に散房花序として白い小花がたくさん集合して咲く。花柱は短く、花弁は5裂、雄蕊は長く5個、装飾花はない(オオカメノキは装飾花がある)
A 葉は単葉で対生し、細かな鋸歯がある卵型、葉枝は短い
B 果実は核果でやや扁平な卵状楕円形、秋に赤く熟し、冬に白い粉を吹き甘くなる

◎山梨県岩殿山(標高634m)で見たガマズミの赤色の果実[2007年9月24日撮影:岩殿山@山崎]070924ガマズミ花序柄の星状毛@エコカフェ(岩殿山).jpg070924ガマズミ@エコカフェ(岩殿山 9 004.jpg

 花序の柄には星状毛が密生していますね。

 2012.4.29追記



◎小石川植物で雨にぬれるガマズミの若い花序[2012年5月4日撮影:小石川植物園@山崎]ガマズミ若い花序@エコカフェ.JPG

 これから白い小さな花がたくさん咲くのが楽しみですね。[参照⇒

 2012.5.4追記




◎赤城自然園の森で見たガマズミの赤い果実[2012年9月29日撮影:子ども自然体験プログラム2012@山崎]120929ガマズミ@エコカフェ.JPG120929ガマズミ果実@エコカフェ.JPG

 2012.9.30追記






◎春日山の首切り地蔵の脇に生えるガマズミ[2012年7月28日撮影:奈良・京都視察@阿部]120728ガマズミ@エコカフェ(春日山).JPG

 2012.10.12追記






◎しろがねの森で見た蕾をつけるガマズミ[2013年5月5日撮影:国立科学博物館附属自然教育園@山崎]130505ガマズミ@エコカフェ.JPG130505ガマズミ蕾@エコカフェ.JPG

 2013.5.27追記






◎京都大学の芦生研究林内長治谷小屋の近くで見た若い果実をつけるガマズミ[2008年7月26日撮影:芦生公開講座2008@阿部]080725ガマズミ@芦生公開講座 097.jpg

 2013.7.14追記






◎赤城自然園内で見た果実が赤くなり始めたガマズミ[2013年7月27日撮影:親子自然ふれたい体験in赤城自然園@阿部]130727ガマズミ@エコカフェ.JPG130727ガマズミ@エコカフェ (2).JPG

 2013.7.28追記






◎赤城自然園内で見た赤い果実をつけるガマズミ[2010年9月26日撮影:赤城自然園視察@阿部]100926ガマズミの実@@赤城自然園.JPG100926ガマズミの実A@赤城自然園.JPG

 2013.8.3追記






◎上高地の梓川沿いの登山道脇の林縁でみた果実をつけるガマズミ[2009年9月21日撮影:上高地@山崎]090921ガマズミ@エコカフェ(上高地).JPG090921ガマズミ果実@エコカフェ(上高地).JPG

 葉先が尖り、鋸歯の数が多く明瞭であることから、ミヤマガマズミの変種であるオオミヤマガマズミとするのが良いと考えます。[2016.9.19追記]

 2013.8.11追記


◎燧ヶ岳(標高2356m)の北斜面に伸びる燧裏林道脇でよく見られる果実をつけるガマズミ[2013年9月8日撮影:桧枝岐歌舞伎視察@山崎]130908ガマズミ@エコカフェ(桧枝岐村).JPG

 2013.9.11追記


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