第11回排出量取引と生物多様性に関するワークショップ速報!

⇒排出量取引・・・ 2009年10月21日 06:28

10200003.jpg昨日はトーマツの山口匡氏から「国内排出量取引の現状について」体系的に整理した講義をいただいた。

2012年度には京都議定書第一約束期間が終わり、2013年から2020年までの中期目標期間がくる。試行的国内排出量取引制度(経団連自主行動計画、環境省自主参加型排出量取引制度、国内クレジット制度)や東京都改正条例(総量削減義務と排出量取引制度)について改めて制度の相違を比較しながら説明いただいた。
東京都はオフィスビルを対象に制度設計しているのが功を奏しているようだ。政府は2011年度中に排出量取引の国内統合市場をスタートさせようとしている。
取引市場が成功する鍵は、@クレジットが等価であること、A供給と需要のマッチング(価格調整メカニズム)が機能すること、にある。また、企業における排出量削減の取組は、生産現場や管理部門における評価(業績、人事など)の価値基準が等価に設計できるかにかかっている、とのことである。

EUはキャップ&トレード制度を導入しているが、排出量削減をしっかり取り組んでいない国の製品に高い関税をかけようなどの議論もあるそうだ。個人情報保護制度の導入時と同じような議論がされており、注視する必要がある。2012年度には、有価証券報告書の記載事項に当該企業活動における温暖化ガス排出量が追加される動きがあり、排出量削減の取組みが加速されることが期待されるそうだ。

今回は体系的に学ぶことで、日本における現時点での課題や問題が明らかになった。東京都の制度が先行しているようだが、今後の政府の取組みに期待したい!
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