クサイチゴ(草苺)は何と木なんだって

ビーグル号の航海日誌 2009年04月26日 12:23

IMGP5789.JPGクサイチゴ(草苺)はバラ科キイチゴ属の半常緑低木である。
日本には8亜属70種のキイチゴ属が自生し、日当たりのよい林床や草地で見かけることができるそうだ。
名前は背丈が低く、葉も軟毛が密生し優しく、冬枯れすることから付いたらしい。
地下茎を長く横に這わせ、早春に新芽を出し、開花し、結実する。
もちろん甘酸っぱいが、そのままでも美味しく、ジャム、果実酒などにすることもある。動物が食べて種子を散布(動物被食散布)することから実生でも増える。
第27回草花教室で学んだことであるが、私たちが果物としてのイチゴと呼んでいる果物は、実際は、花弁、雌蕊、雄蕊の基部である「花床」が成長したものであって、その表面に「種」と呼んでいる小さな粒一つ一つが「果実」であって、専門的には「痩果(やせか)」というそうだ。へーですよね!

学名:Rubus hirsutus
別名:ワセイチゴ(早稲苺)、ナベイチゴ(鍋苺)
原産地:日本 (本州岩手県以南、四国、九州)、中国、朝鮮
花期:3〜4月
樹高:20〜60cm
特徴:
@ 花は白色で離弁花、楕円形の花弁5枚を平開させ直径3〜4cmになる。中央に雌蕊が多数、周囲の雄蕊も多数で葯は白色で、やがて黒化する。雌蕊と雄蕊の基部に蜜腺があり昆虫が集まる。萼片は花弁と花弁の間に、5枚が細長く尖る。
A 果実は集合果といい、花床が成長したものが直径1〜1.5cm程に成長し、多くの核果を表面に付けている。この集合体を果物と呼んでいる。
B 葉は互生で、奇数羽状複葉。3〜5枚の葉を付け、長楕円形で葉縁は鋸歯がある。長さ3〜7cmで先端は尖り、両面に軟毛が密生し、葉中脈と茎には棘がある。

【付録】
・バラ科(Rosaceae)の植物は、南極を除く大陸に約107属3100種が分布。本ブログでは、キイチゴ属のほかに、ヤマブキ属シモツケ属(ユキヤナギ)ボケ属ナナカマド属を紹介してきた。先は長い!

◎小石川植物園で見たクサイチゴの白い花[2008年4月12日撮影:第19回草花教室@阿部]080412クサイチゴ@エコカフェ・第19回草花教室(in小石川植物園) 020.jpg

 2012.4.7追記






関八州見晴台までの登山道脇の林縁でみたクサイチゴの花[2011年5月14日撮影:第10回自然観察会@山崎]110514クサイチゴ@エコカフェ(関八州見晴台).JPG

 2012.6.3追記





◎新宿御苑内の林下の草むらで見た果実をつけるクサイチゴ[2009年5月2日撮影:新宿御苑@山崎]090502クサイチゴ@エコカフェ.JPG

 2013.11.28追記






◎国陸科学博物館附属自然教育園の路傍植物コーナーで花期を終えるクサイチゴ。[2014年5月4日撮影:自然教育園@山崎]
140504クサイチゴ@エコカフェ.JPG140504クサイチゴ花@エコカフェ.JPG
 2014.5.11追記
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