七重八重のヤマブキに酔う

ビーグル号の航海日誌 2009年04月19日 00:44

IMGP5809.JPGヤマブキ(山吹)はバラ科ヤマブキ属(一属一種)の落葉低木で、黄金色の花は桜に僅か遅れ今が見ごろである。
北海道から九州までの山野に自生し、寒さにも強く、古くから親しまれ、一重が一般で稀に八重の花がある。名前は山に生え花の色がフキ(蕗)の花の色に似て黄金色で美しいことに由来。
花が八重のものは突然変異で配偶子の染色体が3倍体であって、地下に茎を伸ばして増える。もちろん株分けでも増やすことができる。
今でも公園や庭の植栽の定番で八重のものが好まれているようだ。
「七重八重 花は咲けども 山吹の 実の一つだに なきぞあやしき」(兼明皇子)や「ほろほろと 山吹散るか 滝の音」(松尾芭蕉)など歌によく詠まれている。
花言葉は「気品」「崇高」「待ちかねる」。IMGP5810.JPG

学名:Kerria japonica
別名:オモカゲソウ
原産地:中国、日本
花期:4〜5月(夏に再び咲くことがある)
樹高:1〜2m
特徴:
@ 花は山吹色(黄金色)で、当年枝の先に一つ付き、花弁は5枚、花径は3〜5cm程度の一重。雌蕊の周囲に多数の雄蕊と5〜8個の離生心皮があり、心皮は熟して分果になる。
A 株立ちし、茎は細く、柔らかいため、先が垂れことが多い。
B 葉は互生、単葉で卵形をし薄く縁が重鋸歯となっている。

【付録】
・名前が混同しやすいものにシロヤマブキ(白山吹)があるが、バラ科シロヤマブキ属で別種。日本、朝鮮半島、中国に自生し、花は花弁が4枚。
・八重咲きのものは「雄蕊」に変異が起こり、少なかったり花弁に分化しかかったりし、正常な交配ができない構造になっている。ヤマブキのほかに、サクラ、ツバキ、サザンカ、バラ、ボタン、ムクゲ、タチアオイ、シャクヤク、スイセン、チューリップ、ストックなどの花に見られる。

◎新宿御苑で見たヤマブキの黄色い花[2011年4月10日撮影:新宿御苑@阿部]ヤマブキ@エコカフェ.JPGヤマブキの花@エコカフェ.JPG

 2012.4.1追記






◎季節外れ狂い咲きのヤエヤマブキ(八重山吹)の花[2012年9月21日撮影:小石川植物園@山崎]120921ヤエヤマブキ@エコカフェ(小石川植物園).JPG

 2012.9.22追記






◎新宿御苑で見た蕾を膨らませるヤマブキ[2013年3月17日撮影:新宿御苑@阿部]130317ヤマブキ@エコカフェ.JPG130317ヤマブキ蕾@エコカフェ.JPG

 2013.3.20追記






◎奥多摩三山のひとつ大岳山(標高1267m)登山途中でみたヤマブキ[2014年5月11日撮影:大岳山@中村敏之]
140511ヤマブキ@中村.jpg140511大岳山山頂から@中村.jpg
 2014.5.17追記

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